2006年末に2億8500万に達する世界の3G加入数

米国の調査会社ABIリサーチは、CDMA2000などの3G加入数は2006年末に2億8500万に達すると予測している。

シンガポール、2006年9月6日
投資が滞り、この数年間不安定だった3G市場は、ようやく信頼を取り戻しつつある。「CDMA2000などの3G加入数は、2006年末に2億8500万に達すると予測される」と、米国の調査会社ABIリサーチのアジア太平洋地域調査取締役Jake Saunders氏は言う。「全オペレータの設備投資額は4年連続増加して1264億ドルに達し、3G端末の年間出荷台数は3億を越えるだろう。」

3Gの投資額におけるW-CDMAの占める割合が増え始めており、2012年頃までにCDMA2000に追いつくと予測される。しかしCDMA2000も好調で、既に効果的なソリューションであることが証明されている。一方で今後もW-CDMAの成長は続き、エンドユーザーがGSM端末を買い換える時に大半がW-CDMA端末を購入するようになり、メーカーの規模の経済が確立するだろう。

だがW-CDMAの支持者も現状を維持することは難しい。中国のTD-SCDMAの製品化には時間がかかる。だがDatang Mobileなどの中国のインフラベンダがソリューションのリエンジニアリングを行い、TD-SCDMAとHSDPA技術の大部分を占める混合型のTD-SCDMA/HSDPAソリューションを提供するのは確実である。またWiMAXも見過ごしてはならない。

これらのアクセス技術は、オペレータが提供するサービス配信と付加価値サービスの機能の全体のコストを左右する。また、どのベンダグループ(部品を提供したりされたりするコンポネントサプライヤとベンダのグループ)が機器の支出額の最大シェアを獲得するかが決まる。従来の機器の統合、基地局へのアクセス、バックホールインフラ、端末ラインアップ、ベンダの投資なども決定要素になる。

「現在の見方では、国内の代替アクセス技術の市場は一層拡大する」とSaunders氏は言う。「新たな代替3G+ソリューションを提供するベンダが、既存の3Gや2Gのインフラで事業を行えることを実証すれば、新規市場参入者や、QualcommやLucentなどの少数のベテランメーカーに、直ぐにもビジネスチャンスが訪れるだろう。」

ABIリサーチの調査レポート「3Gモバイルの市場動向」は、現在の2Gおよび3G携帯電話の市況を調査し、最も将来性が高い3Gと3G+を特定し、多種多様の2G、3G、3G+のアクセス技術を比較している。また3G加入者数と端末出荷台数を提供し、オペレータの詳細とオペレータのCAPEXの増加を考察している。この調査レポートは「モバイルオペレータ年間リサーチサービス」の一環として提供されている。


◆調査レポート
3Gモバイルの市場動向:世界の加入者動向、オペレータ戦略、ネットワークインフラ、モバイルデバイス、3G/4G技術の発展
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◆米国 ABI リサーチについて
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