マサチューセッツ州ケンブリッジ、2006年6月26日
最近発表されたNokiaとSiemensの合併によって、世界第3位のキャリアネットワークインフラ企業Nokia Siemens Networksが誕生する。1位はEricsson-Marconi、2位はAlcatel/Lucentであるが、新企業の売上額は158億ユーロ(197億5000万USドル)、社員数6万にのぼる。
「一流企業のような規模に到達するには時間がかかりすぎるため、Nokiaにとっては合併が最良の選択であった」と米国の調査会社ピラミッドリサーチ社のマネージャSergio Cruz氏は語る。
AlcatelとLucentの統合や、Ericssonの業績によって、過去1年間のキャリアネットワークインフラストラクチャ産業は新たなステージに突入した。これらの2企業は200億ユーロレベルの大企業であり、規模の経済を生かして有効に業績を上げている。新しいNokia Siemens Networksは、より高い購買力とプラットホームの共通化によって設備コストを45%削減でき、この新しい環境で競争することが可能となるだろう。
またこの合併によってNokia Siemens Networksは、世界の携帯加入者の40%を占めるトップ10レベルのモバイルコングロマリットとなる。オペレータは1社との契約によってますますより大きい交渉力を持つようになり、ベンダは自らの成長によってバランスをとる必要性が増してくる。
Cruz氏は、「ピラミッドリサーチ社は、この業界の重心が変化したことで、より一層の統合再編が進むと予測している。通信機器の売上げは、規模の経済とスコープによるゲームである。オペレータが固定網とモバイル網を統合するのに従って、ベンダは交渉を有利に進めるために企業規模を拡大しなければならないだろう」と語る。
ピラミッドリサーチ社の「Mobile CAPEX Service」について
この年間調査サービスは、無線接続、コアネットワーク、次世代ネットワークの投資に関する技術別の地域毎、国毎の情報を提供している。インフラストラクチャーのCAPEXと、40カ国の150社以上のオペレータの出荷数、オペレータのプライオリティ、インフラ投資の収益への影響について調査している。
◆調査レポート
年間プログラムサービス - 無線オペレータの投資(CAPEX)
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