最近1ヶ月間のテレビ視聴ジャンルについて質問したところ、「ニュース」が最も多く、6月調査では90.5%であった。次いで「バラエティー」「スポーツニュース」「連続ドラマ(日本)」「お笑い」が上位5ジャンルで、いずれも4割を超える。
5月調査で「サッカー」の視聴は“Jリーグ”が11.5%、“海外サッカー”が9.2%と約1割に留まり、3割を超える「プロ野球」(32.8%)とは大きな開きがあった。しかし、6月調査では「サッカー(Jリーグ)」の視聴状況に変化はないが、「サッカー(海外)」は34.4%と急激に伸びており、ワールドカップの視聴が大きく貢献していると思われる。いずれの年代でも大幅に上昇しているが、中でも10-20代男性では44.7%と約半数が海外サッカーを視聴している。
5月から6月にかけては有料放送チャンネルにも変化が生じた。
NHK BS放送では若年層の視聴が少なかったが、ワールドカップの全試合を放映することが契機となり、若年層の視聴が6月は増えたと考えられる。特にNHK BSデジタル放送は、6月調査の視聴率が5月調査に比べて、5.6ポイントの増加となった。年代別では10-20代男性、30代男性、10-40代女性で10%台だった視聴率が3割程度まで一気に上昇した。
その他にSKY PerfecTV!、JSPORTSでも視聴が微増しており、スポーツ視聴への関心自体が高まっている様子がうかがえる。この1ヶ月で視聴率を伸ばしたチャンネル各社は大会終了後、いかに視聴者を維持し続けるかが今後の課題となるであろう。
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