新興企業Squareは、独自のモバイル決済システムの提供を計画している。消費者は店舗に「チェックイン」し、現金やクレジットカードを使わずに、Squareアカウントから支払いをすることができるという。「iPhone」「iPad」向けと、「Android」向けの新しいアプリを提供する。
Squareのシステムはまだ始まったばかりで、現在このサービスに契約しているのは、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスといった大都市の50店舗のみ。また、店舗と消費者の両方がSquareアカウントを開設する必要があり、セキュリティに関する懸念もあるが、Squareの最高経営責任者(CEO)Jack Dorsey氏はThe New York Timesに対し、SquareのシステムはNFCを利用した競合システムよりも優れていると述べている。
消費者は、「Card Case」というモバイルアプリを使ってSquareのサービスにアクセスする。Card Caseでは、Squareシステムに対応している周辺の小売店やレストランなどを検索したり、レストランのメニューを見たりすることができる。
店舗向けには、現在のSquareアプリをアップデートした「Square Register」というモバイルアプリが提供される予定。支払の受付は、クレジットカードを使用しないシステムと、従来型のクレジットカードリーダを選ぶことができる。また、在庫追跡の機能もあるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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