データまみれのウェブマーケティング担当者を救う。--効果測定ツールの威力

手軽に「普段使い」できるツールという価値

また、一般的なアクセス解析ツールに対して、ウェブアンテナは、広告主を主体としたツールである点も他との大きな違いだ。しかし、他のツールに対して、単に競合するツールという認識ではないようだ。

ビービット　代表取締役
遠藤直紀氏

「オムニチュアの『SiteCatalyst』など他のウェブ解析ツールにアドオンで追加して、併用しているユーザーさんが実は多いんですよ」
　ウェブアンテナは、あくまで簡単にデータを参照できる身軽なツールであると強調する。例えば日常的な社内資料の図版を作るとき、専門的な画像作成ツールを使う人はいない。日々の業務で『PowerPoint』を使うのと同じくらいの感覚ということだ。

　「デジタルのマーケティングにおいて日常的に使うもの、かつ誰でも使える、部長がみてもわかるものを目指しました。これによって広告効果測定にかかる時間が大幅に削減され、本来であれば最も重要な『考える時間』を増やしPDCAのサイクルに良い流れをもたらすことができるんです。」

　タブによる「バナー広告」「アフィリエイト広告」などの切り替えと、プルダウンメニューを駆使したインターフェースは「誰でも使えるように」という思いでわかりやすさを徹底的に追求して開発しているという。確かに目の前の画面が何のメニューで、そこでどのような作業が行えるかを、初めて接する人でも直観的に把握できる印象である。

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