日本IBM、5月18日に「Pulse Japan 2012」を開催
特別講演は、環境立市を目指す秋田市長が登壇
まず注目したいのは2つの特別講演である。1つ目が、「あきたスマートシティ・プロジェクト ~地方都市からの挑戦~」。秋田市の穂積志市長自らが、秋田市が2011年から進めるスマートシティ実現への目標と、スマートシティ情報統合管理基盤構築を始めとするプロジェクトの概要を紹介する。
「あきたスマートシティ・プロジェクト~地方都市からの挑戦~」
秋田市は、豊富な森林資源や風力などを再生可能エネルギーに変え、地域経済の活性化にもつなげていくための“環境立市”を目指し、「あきたスマートシティ・プロジェクト」を立ち上げた。講演では、プロジェクトの中で取り組んでいる「エネルギーの見える化」と、それをサポートする日本IBMの社会インフラ情報の収集・統合・分析を行う情報統合管理プラットフォームが紹介される。
特別講演のもう1つは、東芝による、「デジタルプロダクツにおけるスマート化するインフラへの挑戦」だ。
「デジタルプロダクツにおけるスマート化するインフラへの挑戦」
東芝は、PCにTivoliのエンドポイント管理ソリューションを活用し、高度なセキュリティ管理と徹底した節電管理を実現した。本講演は、東芝デジタルプロダクツ&サービス社の檜山太郎氏が登壇し、PCをはじめスマート化するデジタル・デバイスのイノベーションとエンドポイント管理テクノロジーの統合によるビジネス価値提供の取り組みについて、紹介する。
午後の個別セッションも注目--石巻スマーターシティプロジェクトも公開
午後からは、目的別に7トラック・計32のセッションが用意されている。
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ここでの注目セッションをいくつか抜粋して紹介したい。
「Smarter Workplace - スマホ、タブレットでビジネスが変わる ~加速するモバイルのビジネス活用における課題と考慮点~」
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスをビジネスに積極的に活用する企業が急増している。本セッションでは、モバイル端末管理のインフラを提供し、設計~実装~運用まで一貫したライフサイクル支援でこれらの課題を解決するIBM Mobile Enterprise Services を紹介する。
「スマーター・シティー成功のために ~クラウドが実現するスマートな都市~」
IBMは地球上の無駄や非効率を解消し、より豊かな世界の実現を目指す新たなIT活用方法として“Smarter Planet”というビジョンを提唱している。本セッションでは、IBMが2000以上のスマーター・シティー・プロジェクトの支援を通じて得られた知見を、事例を交えて紹介する。
「石巻復興協働プロジェクトのご紹介 ~世界の復興モデル都市を目指して~」
復興推進中の宮城県石巻市は、新エネルギーを活用した市街地の活性化やエネルギー循環型社会を目標に掲げている。復興における世界のモデルケースを目指すという石巻市 震災復興部 協働プロジェクト推進課長の近藤順一氏がプロジェクトの内容を明らかにする。
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2012年5月18日