クラウドが可能にした、監視カメラの新活用術 - 市場ニーズにも柔軟対応
幅広いレンジの需要をカバー、システムの柔軟性が強み
——従来のネットワークカメラとみえますねっとPROのすみ分けはどのようになるのでしょうか。
篠崎氏:みえますねっとPROによって、今までよりも幅広いニーズに応えられるようになります。高画質や長時間録画を担保したいハイエンドからミドルレンジのお客様は、今までどおりシステムの導入を検討していただけますし、一方、外から簡単に映像が見られる、一時的でも録画情報を見たいといった場合で、手軽にできる、もう少しローレンジの使い方を求めているお客様にはみえますねっとPROという形になると思います。特に小規模店舗、オフィスをターゲットに置いています。
竹内氏:今まで、例えばグループ内にカメラ1〜2台の店舗が100店あり、その100店舗の情報を収集したいというようなソリューションが打ち出せていませんでした。そういったところで、有効に利用してもらえるかと思います。
寺内氏:クラウド型サービスですと、システムの柔軟性が上がります。法人ユースでまとまった台数がある場合でも柔軟に対応できますし、将来的に新たなサービスを展開していく場合でも、クラウドサービスならサーバー側の対応で、柔軟に将来の発展が実現できます。
より広いニーズに対応可能に-使い方はユーザーしだい
——期間限定の用途にも、対応しやすいのではないでしょうか
篠崎氏:サービスラインナップをきちっと揃えて基本は使い続けていただけるようなものを構築していきたいと考えています。ですが、サービスはシステム導入とは違い、簡単にかつスピーディに開始・終了できることもメリットの1つで、期間限定の用途などでご利用されるケースも出てくるかと思います。
竹内氏:テンポラリーのサービスはこれまで提供できていなかった部分で、一定の間だけ使う工事現場や展示会のような場所にも柔軟に対応できるようにしたいと思っています。こういう利用もこれから提供していくサービスメニューの1つの考え方だと思いますので、検討していく必要はあると思います。
寺内氏:必要な回線速度は用途によって変わってきますが、基本的にはブロードバンドの常時接続回線であればADSLでも利用できます。そのうえで、たとえば動物病院のお医者様からは、動物の動きが見たいといわれますので解像度よりも速度を重視したりします。逆に解像度を重視する場合もあります。
ネットワークカメラ市場で、今後は何を提供していくか
——ネットワークカメラ市場の現状と今後の見通しを教えて下さい。
竹内氏:従来の監視カメラ市場は、グローバルでだいたい2000万台ぐらいで年率110〜115%程度で成長しています。これがネットワーク(IP)カメラになると市場規模でカメラ全体の約10% 200万台ぐらい、成長率は125%を越えており、まだまだ成長基調の市場です。これからの開拓分野として、監視用途だけでなく、店を訪れる男女別や年齢別といった情報を取得できることによるマーケティング活用、コミュニケーション用途、遠隔コントロール、省力化といったさまざまな用途が想定でき、こういった用途開拓が更なる監視カメラ市場の成長を促すものと見ています。
みえますねっとPROで新たな市場開拓を狙うとともに、モニタリングなどの新しい使い方を提案することで、ネットワークカメラ市場をさらに開拓したいと考えています。
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