【第1回】ロリポップ!が『キモかわいい』理由〜paperboy&co. 家入一真〜
スタート当初から口コミで広まった
――― ロリポップ!をスタートした当時の反応はどうだったんでしょうか。
個人向けの価格設定にしていたので、「安くていいじゃん!」って言ってくれる人もいたし、コンセプトやサイトデザインを「おもしろいね!」って誉めてくれる人もいたけど、当時は個人レベルで運営されているレンタルサーバーが沢山あって、潰れることも珍しくなかったから「どうせすぐ潰れるよ」と言われたりもして。価格が安いことが不安につながっていたのかもしれません。
でもおかげさまで、サービススタート当初から口コミで広まって、ユーザー数も順調に増えていきました。
――― スタート当初から順調だったということですが、当時の想い出はありますか?
ユーザーさんが増えるにつれて、ユーザーさん一人一人に支払っていただくお金の重みっていうのを実感するようになっていました。そんな時に嫁がスーパーで300円のお菓子なんかをポンとカゴに入れたりするから、「このお菓子はユーザーさんに頂く1ヶ月分のサーバー代金と同じ金額なんだぞ」ってお説教したこともありましたね。
女性はもちろん、個人の方に使ってもらいたい
――― サービスを開始してからも、「教えてロリポおじさん」や「ロリポヒルズ」など、様々な付加機能やコンテンツを提供されていますが、これも女性を意識したものだったのでしょうか。
女性ももちろんですけど、個人を意識してるところもありましたね。レンタルサーバーってただのツールだから、本来ならそういうお遊びとかコンセプトって必要ないんですけど、そこにいろいろな要素を付加して個人の方に使ってもらえるようになればいいなと思って。当時は個人でホームページを持ってる人なんてまだまだ少なかったですからね。
「教えてロリポおじさん」の場合は、最初は純粋にお問い合わせの手間を減らせればいいなというところから人工無能を使って作ったんですけど、僕ともう一人の社員の男二人で下ネタを登録しまくったせいでまともな質問には答えない本当に無能なおじさんになってしまいました。
ユーザーさんと一緒に進化していくサービスでありたい
――― サービス開始からおよそ8年、ロリポップ!を大幅リニューアルするにあたって、その想いとは?
リニューアルについては、容量が200MBから1GBに増えることが一番大きな変更点です。従来のロリポップ!の200MBという容量では今の時代のニーズに合わなくなってきていたっていうのもあるんですけど、長く使っていただいてるユーザーさんはきっと容量が足りなくなってきていると思うから、これで容量の心配をかけずに済む、というのが大きいです。
ロリポップ!を使ってくださるユーザーさんがどんどん進化していくように、今回のリニューアルをきっかけに「ロリポップ!もどんどん進化していきます」ということを体現したいですね。
僕にとってはロリポップ!を使ったおかげでこうなれた、っていう風に思ってくれるユーザーさんが増えるのが理想なんです。だから、「ロリポップ!を使えば違う世界が待ってるかも」って期待でドキドキしてもらえるようなサービスでなきゃいけない。ロリポップ自身も進化しつづけていかなければと思っています。
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