一元管理可能なSaaS型セキュリティ--Panda Security

セキュリティを強固かつシンプルにする
「Panda Managed Office Protection」

――「Panda Managed Office Protection」の特徴について教えて下さい。

Santana氏：　Panda Securityが提供する「Panda Managed Office Protection」（以下、PMOP）は、ユーザー企業の「セキュリティ対策にかかる時間の短縮」「コストの低減」「システム複雑化の解消」などのメリットをもつSaaS型のソリューションです。

機能の詳細はこの連載の第2回（4月1日（水）公開予定）で紹介しますが、Webのコンソールからの包括的なプロテクションを行えることが最大の特徴です。当社は専任のチームが何千ものマルウェアサイトを監視するほか、収集したマルウェアを解析し製品に反映しています。こうした大規模なセキュリティデータの処理のモデルを、私たちは「Collective Intelligence（集合知）」と呼んでいます。

Panda Securityのコレクティブインテリジェンスのモデル図

　PMOPのユーザーは、サーバを用意する必要がありません。また、どのパソコンからでも企業全体のセキュリティを管理できることも特徴です。インストールやアップデート、アップグレードもリモートから行えるため自由度が高く、セキュリティ対策の専任者が不在の中堅・中小企業や、多店舗を展開する企業などにはまさにうってつけのセキュリティ対策と言えます。

　サーバなどのハードウェアを導入する初期費用が不要になるほか、管理、運用における人的コストや時間も節約できます。さらには、パートナー向けのコンソールも用意されているため、たとえばお客様のセキュリティすべてを請け負うようなサービスに活用することも可能なのです。

――なるほど。人的・運用的コストを抑制しつつ、最新のセキュリティ機能が提供されるのですね。　最後に、読者へのメッセージをお願いします。

Santana氏：　マルウェアを作るような犯罪者のモチベーションとして、マーケットサイズは重要なポイントになります。その点で日本のような大きなマーケットは今後、よりターゲットになりやすい可能性があります。

　実際にマルウェアはさまざまな言語に対応するようになっていますし、ソーシャルエンジニアリングな手法も巧妙化しているので、今後さらに注意が必要でしょう。しかし、昨今の景気後退によってセキュリティにかけられるコストは厳しくなっています。Panda Securityでは、コストの面でも効率のいいソリューションを提供していますので、ぜひ注目して欲しいと思います。

――ありがとうございました。