一元管理可能なSaaS型セキュリティ--Panda Security
日本市場では企業ユーザーにフォーカス
――日本のマーケットについて、どのような印象をお持ちですか?
Santana氏: 日本はとても難しいマーケットですが、非常に重要なマーケットであると考えています。また、日本に対しては企業にフォーカスした戦略を展開しています。そのため、24時間365日、お客様により近いところから日本語でサポートを提供することに注力しています。
市場としての独自性が強く、要求のレベルも高いことが日本市場の特徴ととらえています。日本企業からのリクエストに対応して提供した機能は、日本以外の市場でも評価が高いため、Panda Security全体にとってもプラスになっているのです。
日本市場では、企業向けのアプライアンスである「Panda GateDefender Performa」を5年前から提供していますが、市役所などの自治体や上場企業の大手ゼネコン、大手運輸会社などにお使いいただいています。
また、昨年発売したSaaS型のサービスである「Panda Managed Office Protection」もその前の世代のサービスを既に2004年から提供していました。もちろん、SMBや個人のお客様が多いことは言うまでもありません。
一晩で約10億円の被害も。脅威が増大するマルウェア
――最近のマルウェアの動向について教えて下さい。
Santana氏: マルウェアの動向は、2年前あたりを境に大きく変わってきています。2年前より以前は、悪意あるプログラマーの自己顕示欲、すなわち「騒ぎを起こしたい」「目立ちたい」といった動機でマルウェアが作られていました。
しかしここ2年ほどは、マルウェアの世界をドライブしている犯罪者の目的は金銭へと移行し、その裏にはマフィアやブラックマーケットの存在があります。マルウェアの数においても急増が続いており、なんと2007年の1年間で登場したマルウェアの数は、それより以前の17年間のトータルを上回ったのです。2008年は年間を通して1500万のマルウェアが検出されています。
昨年の11月には、犯罪者がマルウェアによって約8000件のクレジットカード情報を入手するという事件が発生し、一晩の間に40カ国で約800万ユーロ(約10億円)の被害を記録しました。マルウェアはこれほど危険なものになっており、現在でも進化を続けています。Panda Securityでは、2年前からこのようなマルウェアにも対応できるSaaS型のソリューションを作り上げています。クラウドが話題になったのは昨年からですが、Panda Securityはすでに対応し、システムを成熟させているのです。
バックナンバー
【第1回】CEOに聞く、実績と使いやすさで選ぶならPanda Security
SaaSやクラウドによるセキュリティソリューションが次々に発表されているが、Panda Securityは2年前から「Collective Intelligence」としてSaaS型のソリューションを提供している。そこで、同社のCEOであるJuan Santana(ホアン・サンタナ)氏に、同社の製品コンセプトやそれを支えるさまざまな技術、さらにセキュリティの動向などをうかがった。
【第2回】柔軟性の高いSaaS型ソリューション「Panda Managed Office Protection(MOP)」の実力に迫る
Panda Securityが2年前から提供しているSaaS型のセキュリティソリューションが「Panda Managed Office Protection(MOP)」だ。SMBやSOHOを中心に、多くの拠点や部署を持つ企業に有効なユニークな機能を多数搭載している。そこで、Panda Security Japanの代表取締役CEOである森豊氏に、MOPの機能や特長などをうかがった。
関連企業
バックナンバー
【第1回】CEOに聞く、実績と使いやすさで選ぶならPanda Security
SaaSやクラウドによるセキュリティソリューションが次々に発表されているが、Panda Securityは2年前から「Collective Intelligence」としてSaaS型のソリューションを提供している。そこで、同社のCEOであるJuan Santana(ホアン・サンタナ)氏に、同社の製品コンセプトやそれを支えるさまざまな技術、さらにセキュリティの動向などをうかがった。
【第2回】柔軟性の高いSaaS型ソリューション「Panda Managed Office Protection(MOP)」の実力に迫る
Panda Securityが2年前から提供しているSaaS型のセキュリティソリューションが「Panda Managed Office Protection(MOP)」だ。SMBやSOHOを中心に、多くの拠点や部署を持つ企業に有効なユニークな機能を多数搭載している。そこで、Panda Security Japanの代表取締役CEOである森豊氏に、MOPの機能や特長などをうかがった。
企業リンク
- ウイルス対策とセキュリティの Panda Security
- Panda Securityは、新時代のあらゆる脅威に備えるコアテクノロジーを搭載したセキュリティソリューションをご提供いたします。
ホワイトペーパー
SaaS型セキュリティソリューションによる運用コストの削減(PMOPのTCOを探る)
従来型のウイルス対策ソフトからSaaS型セキュリティ対策に切り変えることで、実際にどれくらい運用コストが削減されるかを具体的な数値で示しています。SaaS型セキュリティソリューションについて、まだよくわからないという方も、切り替えをご検討中の方も、企業のコスト削減にお悩みの方は、指標のひとつとして是非ご利用下さい。
[PR]企画・制作 シーネットネットワークスジャパン株式会社 営業グループ marketing@japan.cnet.com