―― クラウドコンピューティングのプラットフォームは、それを導入する企業にとってどのようなメリットをもたらすのでしょうか。
荒井氏 ターゲットは、通信事業者や大手企業になると思いますが、最大のメリットはオペレーションコストが下がることだと思います。また、クラウドコンピューティングでは、ネットワークやプラットフォームの可用性を100%に近い環境にしなければなりません。そのためには仮想化を組み合わせる必要があります。ただし、仮想化が組み合わされると、切り分けが難しくなります。そうした切り分けができるのは、ネットワークに特化し、トラフィックを管理できる我々しかいないと自負しています。
―― 「NET ONE SOLUTION STREAM 2008」の見所を教えてください。
荒井氏 NET ONE SOLUTION STREAM 2008は、2日間に渡って開催します。初日は、米国シスコのiDC・マーケティング担当のバイスプレジデントの方に基調講演をお願いしており、仮想化モデルへの移行を検討しているiDCソリューションについてご紹介いただきます。このシスコの方針は、当社のクラウドコンピューティングの考え方と一致しているものです。
二日目は、特別セッションをお二方にお願いしております。東京電機大学未来科学部の安田浩教授に、ユーザー側の視点に立ったお話をいただき、ジュニパーのアジア太平洋地域CTOの方に、ユビキタス社会におけるネットワーク基盤についてご紹介いただきます。
展示コーナーでは、実際の使われ方というのをいろいろな形でご紹介します。クラウドコンピューティングのプラットフォームを体験するために、会場は「Next Generation Network」「仮想化/Virtualization」「見える化」「次世代DataCenter」「User Experience」「Service & Life Cycle」という6つのゾーンに分けています。30社以上のベンダーも参加しますので、来場者の皆様には、これからの新しいネットワークを存分に見ていただきたいと思います。
―― メインテーマは、やはりクラウドコンピューティングですか。
荒井氏 ネットワンシステムズの特徴は、“未来の、その先”をどう提言していくかというところにあると思っています。クラウドコンピューティングは、今日明日の話ではありませんが、将来はこうなっていくでしょうということを明確にお客様に伝えることができればよいと考えています。クラウドコンピューティングに興味をお持ちの方には、ぜひお集まりいただきたいですね。
―― 「NET ONE SOLUTION STREAM 2008」のセッションはいずれも必見だ。ぜひとも会場でネットワンによるイノベーションを感じて欲しい。今すぐ申し込む方はこちら、詳しい情報を見る方は次ページへ