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motorola xoom CNET Japan Review text by 松村太郎

松村太郎 氏 プロフィール
ジャーナリスト・企画・選曲。
慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。
http://www.tarosite.net/

ファーストタッチでワクワクさせてくれるAndroidタブレット

 「MOTOROLA XOOM」は、「Android 3.0 Honeycomb」を搭載した10.1インチのワイド液晶のタブレットだ。1GHzで駆動するデュアルコアプロセッサと最新OSの組み合わせは、まずメニュー画面の動作からしてスムーズそのもの。さらに非常に美しい画面を立体的なエフェクトでめくることができ、ファーストタッチで驚かされる。

 YouTubeの画面は、正面に数々のディスプレイが湾曲して広がり、その画面1つ1つの最新の動画のサムネイルが表示され、パラパラとライブで切り替わる。最新のタブレットらしいインプレッションは、これから使おうとする人をワクワクさせてくれる。

リアルタイムで切り替わるYouTubeの画面

 日本に導入されるXOOMは現在のところWi-Fiのみの対応だが、自宅の中でのウェブ活用で非常に大きな力を発揮してくれそうなデバイスだ。例えばこれから渋谷駅に行こうと「マップ」を立ち上げる。左上のマイクボタンを押して「渋谷駅」と喋ってみると、瞬時に音声認識がなされ、渋谷駅まで地図がぐぐぐっとズームしていく。音声の聞き取り、認識、地図の検索、さらにそれを表示するという4つの動作をしているはずが、あまりに一瞬のことで何が起きているか考える間もない。2010年に「iPad」が登場し、タブレット市場は新たなスタートを切ったが、2011年の段階で、タブレットはもうここまで来たのか、と技術の進歩に驚くばかりだ。

自由にブラウザを持ち運べる快適さ

バーチャルキーボードでの文字入力もしやすい

 現在でこそ、アップルはiPadのアプリの数を引き合いに出して、Androidタブレットよりも進んでいる点を指摘するが、タブレットにこれから出会う我々にとって、アプリの数は実は大きな問題とは言えない。それは2010年4月にiPadに出会ったときに書いた拙著『タブレット革命』(アスキー・メディアワークス刊)の時に真っ先に指摘した点だが、「タブレットの最もキラーとなるアプリはブラウザである」と思うからだ。

 これまでウェブを利用する際の窓口となるブラウザは、基本的にはPCの画面で使われてきた。スマートフォンでも利用できるようになり、モビリティの中でのウェブ活用が伸びているが、「家の中でわざわざスマートフォンの小さい画面でウェブを見たいか」と言われると、やはり広い画面でウェブブラウズをしたいものだ。しかし書斎に行かなければならなくなったり、食卓でノートPCを広げて怒られたりと、家の中でブラウザを自由に使える環境は思ったほど整っていなかった。

 タブレットは、指で直接気楽に操作できるウェブブラウザを、家の中で自由に持ち運ぶことができるようしたという、非常に大きな功績がある。おそらく、タブレットを手に入れてから最も長く使うのがウェブブラウザであるし、家の中でもオフィスの中でも自由にブラウザを持ち運ぶことができる快適さは、使ってみればすぐわかる。

 XOOMのウェブブラウザは、まるで高速なPCで「Google Chrome」を触っているかのように非常に高速に動作する。また画面上部にタブが表示されるスタイルもChormeのような使い勝手で、簡単にタブを切り替えながらニュースや検索、ソーシャルメディアへのアクセスを行うことができる。そして、Androidならではの点として、Adobe Flashコンテンツを表示することもできるのだ。XOOMでのウェブ体験はおおよそPC上でのそれと遜色ないといえ、タブレットが実現する「持ち運べるブラウザ」とそのメリットを最大限に体験できるはずだ。

横長のディスプレイで文字入力もしやすい

 タブレットの活用はブラウザでウェブ上の情報を見るだけでなく、メールやソーシャルメディアなどへのアクセスも重要。つまり文字入力がしやすいかどうかはブラウザの使い勝手の次に気になるポイントになってくる。XOOMにはオプションのBluetoothキーボードなどを接続することで、PCと同じような打ちやすいキーボード環境で文字入力も可能だが、画面に表示させるバーチャルキーボードでもなかなか使いやすかった。

 XOOMは「HDディスプレイ」で少しワイドな画面を搭載している。つまり横長に構えたときに、より広い面積でキーボードを表示してくれるため、タイピングも慣れてくると自然にこなすことができるようになってくる。文字入力がはかどれば、メールやソーシャルメディアはもちろん、ちょっとしたメモやブログを書く、といった文章作成にも活用できる。

Facebookなどのソーシャルメディアも快適

 例えばクラウドツール「Evernote」アプリを入れておけば、XOOMで書いたメモや文章の断片などはクラウド上に保存されるため、後でスマートフォンやPCの上から利用することができる。筆者のように文章を書く仕事をしていると、ふとリラックスした環境で“文章の種”が見つかることもあり、ちょっとしたメモが後で大変役に立つことが多いのだ。

 ブラウザとキーボードが快適に利用できるXOOMは、Honeycombの新しくてクールなインターフェイスとともに、家の中の一定のポジションを獲得し、よりインターネットの活用を深めてくれる“板”として活躍してくれそうだ。

スムーズな操作感も大きな魅力

瞬時に音声認識される快適な「マップ」
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本キャンペーンは終了いたしました

  • プレゼント:MOTOROLA XOOM 1台
  • 募集期間:2011年6月20日~7月31日
  • 応募条件:上のリンクからハッシュタグ付きのTweetをする
  • ハッシュタグ:#xoom_cnet
  • 当選通知:CNETオフィシャルTwitterアカウント「cnet_japan」から連絡させていただきます。
提供:モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社
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