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ハイエンドストレージ製品のいいとこ取りで“スマート化時代”に備える! IBM Storwize V7000

管理者の負荷も大幅削減する高度な管理機能

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  IBM Storwize V7000は、2Uのラックマウント型筐体に先進のテクノロジーと効率性を搭載した中小規模から導入できる使いやすいディスク装置だ。2.5型ドライブを24本搭載できるモデルと3.5型ドライブを12本搭載できるモデルの2つを自由に組み合わせることで、最大120TBのストレージ環境を構成することができる。

  最大の特長は、「自動階層管理」と他社製を含むストレージの「仮想化」を搭載した業界初のミッドレンジ向けストレージ製品であるということだ。これまでハイエンドクラスのストレージ製品にしか搭載されていなかった高度なストレージ管理機能とミッドレンジ市場向けの低価格という“いいとこ取り”を実現している製品といえる。

 (1)ストレージ資源の使用率向上

 IBM Storwize V7000では、他社製品を含むストレージ仮想化により、既存のストレージ資産を有効に活用することが可能。主要なサーバOSとの接続が可能なほか、150種類以上の主要ストレージベンダーの製品との連携機能をサポートしている。またストレージ環境を再構成する場合に有効なデータ移行機能も搭載されている。

ストレージ仮想化統合
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 さらにIBM Storwize V7000は、IBM XIV Storage Systemに採用されているグラフィカル管理ツールを搭載。他社製のストレージ製品も一元的に管理することができる。これにより、ストレージに関する深い専門知識がない管理者でも、ウェブブラウザを利用してストレージ環境を容易に運用・管理することが可能。システム管理者のストレージ管理業務における負荷を大幅に軽減することができる。

推奨タスクに沿って、直感的な操作性でストレージを定義することが可能
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 そのほか実際のディスク容量よりも大きな仮想ディスクイメージを設定することができる「Thin Provisioning」機能を搭載。物理ディスクの容量に関わらず、必要なストレージ領域を仮想的に割り当てることができるので、ディスクの利用効率を向上するとともに、、キャパシティプランニングやディスク拡張にかかる作業負荷を大幅に軽減することができる。

 Thin Provisioning機能を利用することで、たとえば将来的には100TBが必要だが、現状では10TBしか利用しない場合でも、実際よりも大きな容量の仮想ディスクを設定することが可能。よりコスト効果の高い、効率的なキャパシティプランニングを実現できる。

Thin Provisioningのデモンストレーション。仮想容量として4.0TBを追加的に確保している。
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Thin Provisioning機能はまた、プール化と組み合わせることで、さらに大きな効果を発揮することが可能。容量共有により使用率の偏りを削減できるほか、これまでムダにしていたディスク領域を有効に活用することができるなど、より効果的なストレージ投資を実現することができる。

 (2)サービス水準に応じた管理の自動化

 IBM Storwize V7000では、使用頻度の高いデータはキャッシュメモリやSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)に、使用頻度の低いデータはHDD(ハードディスク)に自動的に最適化して配置する自動階層管理が可能なIBM System Storage Easy Tier(Easy Tier)機能が標準で搭載されている。

 Easy Tier機能を活用したデータ配置の自動化により、ストレージ管理者は手間と時間のかかるパフォーマンスチューニング作業から解放され、最小のコストで最大のパフォーマンスを実現することが可能になる。

画像 アクセスの度合いに応じて、装置がデータを最適配置する。
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画像 データの2%を高速なSSDに移すだけで、3倍のパフォーマンス向上が見込めるという
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 (3)物理データ容量の削減

 IBMは物理データ容量を削減する新しいソリューションを提供している。データ容量削減ソリューションの主な適用エリアの一つがデータ・バックアップだ。IBM ProtecTIERは、バックアップデータの整合性を100%担保する独自の高信頼性の重複データ削減技術「Hyper Factor」で、バックアップ・データの容量を大幅に削減することができる。IBM Storwize V7000とProtecTIERを組み合わせて利用することで、本番業務のデータとバックアップデータのどちらも物理データ容量の最適化を図ることが可能だ。

 IBM Storwize V7000自体の機能としては、既存のストレージ環境と組み合わせてシングル・イメージで管理できるストレージ仮想化機能を搭載。FlashCopyなどの高速コピー機能を使用することで、古い既存ディスクをバックアップデータの保管用に活用することも可能。ストレージに関わるコストを大幅に削減することができる。

ミッドレンジディスクは、仮想化の次の世代へ

 ここまで、IBMが提案するミッドレンジのストレージ製品の概要をみてきた。こういった最新世代のストレージ製品を効率的に活用しながら、物理データの容量をいかに削減し、ストレージ管理の負荷を低減させるかは、今後ますます重要になるはずである。

ラックにマウントした様子。「小さく始めて、大きく育てる」導入、運用が可能だ。
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インフォメーション
ホワイトペーパー
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