SIer出身者やゲーム会社出身者も活躍中！ 多彩なバックグラウンドのエンジニアが集結する、グリーの魅力と技術力とは

「コンシューマ向けサービスをやりたい！」という姿勢を重視

――グリーのエンジニアになるには、Webのサービス開発の実務経験が必須なのですか？

　もちろん、サービスの開発に携わった経験とか、Webのサービスを立ち上げたことがある、といった実績を持っているとグリーの仕事になじみやすいとは思います。しかし、現在のグリーのメンバーも、全員が入社前からWEBサービス開発の実務経験があったわけでもありません。実際にはゲーム会社や業務システム開発会社、ネットワークソリューションベンダーなどから転職してきた人間もたくさん活躍しています。

　むしろ我々が重視しているのはマインド面ですね。高いレベルを自ら追い求める姿勢や、コンシューマ向けサービスをやりたいという強い意志などです。私たちのチームでは常に高い自発性が求められます。自分は何をすればいいのかに気づく、あるいは、サービスをより良くするために自分は何をしたらいいのかを考えることが大切だと思います。

　向上心のある人ならば、開発言語などのスキルが勉強不足でもすぐに追いつきますし、成長の余地が広いと思います。採用では、コンシューマ向けのサービスへの熱意と誠実さを大切に見極めたいと思っています。SIerやハードウェアのベンダーなどに在籍している人でも、そうした想いをもっている人はぜひぜひグリーを目指してほしいですね。

1500万人が利用するサービスに携わる最高にチャレンジングな職場

――開発会社などに努めている方ですと納品して終わりというケースが多いですが、グリーの仕事のやりがいは、日々の運用や改善を自分たちの手で行うことですね。

　ええ。グリーのサービス規模は巨大で、しかもユーザーの声をききながら、リアルタイムに改善や機能向上を続けていかねばなりません。1500人が使うサービスと1500万人が使うサービスですと、開発手法はもちろん、扱うトラフィックやデータサイズの感覚もまったく次元が異なります。こうした体験ができるのも、グリーで仕事をするメリットだと思います。

　しかも、サービスの規模の割には、少ない人数で開発を進めているので、ウェブアプリケーションからネットワークまでサービス全体に携われます。これは他の大手コンシューマ向けのインターネットサービス企業では体験できないことかもしれません。

――現在のグリーで最も活躍できそうなのは、どんなタイプのエンジニアでしょうか？。

　すべてが自社のサービスですから、チャレンジできる幅は無限大です。SIer出身のメンバーも多数在籍しているので、SIer経験者は大歓迎ですね。基礎的な技術を身につけているとか、軸足になる言語をもっているという人はスキルが活かせます。Javaが書ける人などが特に歓迎ですが、その人のポテンシャルを評価したいですね。ハードやインフラ面では、ネットワークやセキュリティ、データベースなどの専門知識がある方なども活躍できると思います。プロジェクトマネージメントのスキルがある方なども、確実に経験を活かせますね。

　業績も順調にのびていますので、会社の成長をリアルタイムに経験できると思います。将来に向かって、長く一緒にやっていける人に参加してほしいですね。現在、BtoBのジャンルを仕事にしている人でも、コンシューマ向けサービスをやりたい！　という人には日本で最もチャレンジングな職場だと思います。

――ありがとうございました。

私たちは自分が思っている以上に企業をイメージや先入観で見ている。今回、藤本氏へのインタビューを通じて、グリーという企業の本質であるサービス精神や先進性、自社開発への情熱と技術志向が読み取れたのではないだろうか。たしかにグリーのサービスは非常に個性的だ。しかしそれは “奇をてらった” ものではなく、技術への信頼とユーザーのニーズを探り、応えようとするマインドに基づいて開発・提供されているものだとわかる。藤本氏はグリーのさらなる発展のため、SIer出身のエンジニアを積極採用していくと話してくれた。コンシューマ向けサービスを志すエンジニアは、ぜひ活躍の舞台としてグリーを選んでみてはいかがだろうか。エンジニアが力を発揮できる環境が整っているグリーで、読者の活躍に期待したい。