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「Google Apps」に見る、業績好調な企業ほどグループウェアを重視する理由とは パートナー企業編 サテライトオフィス

自社開発のアドオンを無料で提供--日本企業の痒いところに手が届く導入を実現

 日本企業がグループウェアに要求する機能の中には、Google Apps に搭載されていないものがある。世界的な要求とは違った日本独自の要求に答えるグループウェアにするために、日本企業が好む機能をアドオンで開発。無料提供することで満足度の高い Google Apps 導入を実現しているのがサテライトオフィスだ。

Google Apps を日本企業にマッチさせるための無料アドオン群を用意

 サテライトオフィスは、1998年にベイテックシステムズとして創業。CRMやECといった企業システムの開発・導入を中心としたSIerとして活動していた。その後、Google Apps と出会いパートナーとして企業導入を支援するようになり、Google Apps の販売や周辺サービス開発に注力するようになった。1500以上の導入支援実績を持つ Google Apps 企業導入のエキスパートだ。


サテライトオフィス
代表取締役
原口豊氏

 サテライトオフィス 代表取締役 原口豊氏は「まだ無料版しかない頃に出会い、自社導入してそのすごさを感じました。日々使っていても本当に便利。私自身がLotus Notesのエンジニアだったので、Lotus Notesの問題点や日本企業がグループウェアに求めるポイントを知っています。Google Apps にそれを加える形で提供していこうと考え、業務の中心に据えました」と語っている。

 Google Apps には多彩な機能があるが、日本企業にとって必要な機能を網羅できているわけではない。たいてい、導入にあたって何かしらの追加開発や他社製品との連携が必要となる。サテライトオフィスの特徴は、そういった追加開発などが発生しないように必要となりそうな機能をアドオンとして用意していることだ。企業は豊富なアドオンの中から自社に必要なものを選択し、組み込むだけで Google Apps をより自社にフィットした形で導入できる。

 「アドオンはGoogle App Engineを利用して自社開発しています。Google App Engineならコストがかからないこと、自社開発であることからお客様には無料で提供しています。全て自社開発なのでカスタマイズ等もできますし、アドオンとあわせたサポートも万全です。フルスクラッチで開発すれば数百から数千万かかり、時間もかかる機能の追加が無料ですぐに行える。これが、お客様にはかなり喜ばれています」と原口氏は語った。

Lotus Notes と Google Apps をつなぐ丁寧な導入支援

 自身がLotus Notesのエンジニアだったという原口氏は、その良さも弱点も知り尽くしている。「Lotus Notesは非常に優秀なシステムですが、今となっては動作が重いという問題があります。またブラウザベースで動くのが当たり前の今、扱いづらくもなっていますね。そのせいでモバイルデバイスをフル活用する今の時代に見合わないものとなっています。そうした問題が、Google Apps では全て解決できます。コスト削減や業務効率化を重視する今、乗換え需要はかなりあります」と原口氏は語る。

 しかし、Lotus Notesからの乗換えにはいくつかの障害がある。日本企業の多くが新システムに今までやれていたことと全く同じ機能を求め、既存データの全てを移植したがるという。しかし、全く違うシステムでそれを実現するのは容易ではない。Google Apps の場合もそういったことが障害になり導入に躊躇する企業があるようだ。そこを解決するために、サテライトオフィスが用意したのが無料アドオン群というわけだ。

 「組織カレンダーや組織アドレス帳といった、Google Apps 本体の機能では日本企業に合わない部分をカスタマイズしたものもあれば、ワークフローやメールアーカイブといった企業として必要になる機能を追加するものもあります。必須機能としてよく利用されているのが、シングルサインオンですね」と原口氏。

 特に人気があるという「サテライトオフィス・シングルサインオン for Google Apps」は、ネットワークや端末による細やかなアクセス制御を実現する機能だ。社内ネットワークからのみ利用可、外部ネットワークからは許可された端末のみ接続可能、といった具合に制限をかけることでクラウドサービスでありながら日本企業の要求するセキュリティを満たせるシステムにしてくれる。

サテライトオフィス・シングルサインオン for Google Apps は、ネットワークや端末による細かなアクセス制御を実現し、パスワード強度、ログイン履歴などを管理できる

 「もちろん、全機能を要求通りに提供できるわけではありません。前システムとの操作感の違いなどにこだわられることも多くありますが、そうしたマイナス面に対してプラス面が多いことから最終的に Google Apps を選択する企業が多いのです。たとえば、クラウドサービスであることのBCP対策としての価値やデータ容量の大きさ、モバイルへの迅速な対応などが特にプラスだと評価されます」と原口氏は企業が Google Apps を選択する理由を語った。

 こうしたメリットの提案や、解決方法の提示はもちろん、具体的な乗換えにおけるコンサルティングサービスもサテライトオフィスでは提供している。企業が必要としている機能がそれぞれ Google Apps のどの機能で対応できるのかのマッピングや、データのキャパシティに対応しきれるかどうかの検証なども行う。特に先に挙がったLotus Notesからのデータ移管の場合、データ移行ツールの提供や手動移行作業のサポートだけでなく、切り捨てるべきデータに目を向けるべきだとアドバイスするという。

 「全部のデータを移行したいといっても、実は不要なデータは数多くあります。古すぎて使われていないものや不要になっているものなどを整理し、全体のデータ量を減らすことをまずはアドバイスしますね。その結果、どうしても移行する必要のあるデータをツールで移行するのか、手動でやった方がよいのかというようなことも検証します」と原口氏はシステムに深く踏み込む導入支援を行うことを語った。

提供:グーグル株式会社
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