製品情報

コダック

DC4800 Zoom

【主なスペック】
【発売日】
2000年06月

ユーザーレビュー

2004年04月02日 00時00分
 最近になって、中古にて入手しました。NP80互換のバッテリーを使う機種ではM70を超えるNo1のデジカメだと思います。これからガンガン使っていきたいと思ってます。

大きさ/重さ :35mmの銀塩コンパクトカメラによく似たスタイルと大きさ
       重さをしています。付属品のストラップは大げさなので細身
       のレザーストラップに交換しましたが、フィルターアダプタ
       を付けてケースに入れた姿は正に高級コンパクトカメ?!。
       なので大きさも重さもカメラとして考えると良い感じです。

使 用 時 間 :基本的には光学ファインダーを使用するように考えられて
       いるようで、そのような使い方では問題なく使用できます。
       マクロ撮影やコンバージョンレンズを使用した撮影などの、
       より正確な撮影のために液晶ファインダーを使用すると、同
       年代の他機種と大差ないようです。なので、その場合は予備
       バッテリーを携行する必要があります。

 画   質 :デフォルトではISO感度がオートになっていますが、ISO100
       固定で撮影するとザラツキも目立ちません。逆に銀塩写真の
       ような粒状感が心地良い感じです。特に良いと感じたのは、
       白黒撮影で、R・Yフィルターを使用した様にすることも出
       来ますし、その仕上がりはライソンインクを使用したように
       主要被写体が浮き上がるような感じ(PIXUS860i使用)で、気に
       入ってしまいました。もちろんカラー撮影の場合もコダック
       の発色は健在ですが、さらにDC4800の場合はエクタクローム
       とコダクロームと言った感じで、カラーを切り替えて使える
       のも便利で、原色の花などはシック(コダクローム)で美しい
       夕焼けはナチュラル(エクタクローム)モードでと言った楽し
       み方も出来ます。また、カラーの場合はTIFFで撮ればPCで
       の加工も比較的画質に影響を与えないので加工次第ではA3
       ノビプリントも無難にこなせるかも?。

シャッター間隔:私はDC4800で連射モードを使用しません。誤って2枚撮影
       してしまうからです。実にサクサク撮れます(2.7コマ/秒)。
       デフォルトで連続撮影は4枚ですが、画素設定をミニマムの
       80万画素にすると、3.8コマ/秒で16枚の連写が出来る。WEB
       で公開するGIFアニメを作るぐらいなら充分ですし、ゴルフや
       テニスのフォームチェックも出来そうです。

操 作 感 覚 :専用ケースには予備バッテリーと予備メディアのポケット
       が付いていて非常に実用的で、昔のカメラのようにケースの
       下半分を付けたままでの撮影ができます。その場合は良いの
       ですがケースから出して使うと、若干グリップ部が滑り易い
       ような気がします(レザーを貼ることで解消)。ズームの広角
       端28mmは最近では他機種も存在するが、周辺光量、歪曲収差
       など現在でも十分通用するすばらしいレンズだと思います。
       更に、純正のワイドコンバージョンレンズを使用すると、約
       17mmの超広角撮影が出来ます。画質も純正だけに充分に実用
       に耐えると思います。現在17mmの広角はデジカメではフルサ
       イズの撮像素子を使用したデジ一眼のみの世界であり、この
       価格とサイズで気軽に超広角の世界を楽しめるのは素晴らし
       いと思います。判型フードを組み込んだフィルターアダプタ
       も良いですし、当時のカメラとしてはニコン、オリンパス並
       みにアクセサリーが充実していると思います。ボディの操作
       部も視度補正の付いたファインダーや0.5段ながら単独の露出
       補正、上面からも側面からも確認できる絞りダイヤルを筆頭
       に、ストロボのポップアップ以外は、すべて右手で操作でき
       る操作系も節度があり良好です。唯一の難点は電源スイッチ
       で、特にプレビュー時の電源ONは非常に分かり難いです。ス
       トロボは任意にON/OFFが可能で外部シンクロ接点も在ります
       し、調光もかなり正確で実用的です。

 NP80互換バッテリーを使用するデジカメには一芸に秀でたモデルが多いように思っていましたが、中でもDC4800は現行機種と比較しても通用する部分をずいぶんと持っているように思います。TIFFでの撮影もCFの大容量化と低価格が進んだ今なら現実的な選択だと思いますし、イケてるカメラ(デジカメではなく)と言う感じが強いです。ユーザーの方にはA4に2枚割り付けるぐらいの大きさで、是非ともモノクロプリントを楽しんで欲しいです(ISO100固定で)。もし、背面の液晶が大きくなって、光学ファインダーにシャッターや絞り値の情報表示が付いて、更にバッファメモリーが増えて、ノイズがもう少し減れば、デジカメの認知度が上がり多様化が容認されつつある今こそ人気の出るモデルではないでしょうか?。

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