「AI美少女」で話題のGrok新機能はアップルの規約違反?米メディアが指摘

 xAIが提供するAIアシスタントアプリ「Grok」の新機能「コンパニオンモード」について、「App Store」のガイドラインに抵触するのではないかと米メディア9to5Macが指摘している。

 7月15日からGrokのiOSアプリで提供されているコンパニオンモードは、アニメーションのキャラクターと音声で会話を楽しめる機能だ。現時点ではアニメ風の女性「Ani」とレッサーパンダ「Rudy」が利用できる。男性キャラの登場も予告されている。

Ani
Ani
提供:Grok

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 9to5Macが問題視しているのは、これらのキャラが性的および暴力的な会話を制限されていない点だ。9to5MacはPlatformerのCasey Newton氏の記事を引用し、キャラの振る舞いについて紹介。「Bad Rudy」モードのRudyがユーザーを侮辱し、さまざまな犯罪行為に誘ってきたことや、Aniが積極的に性的な会話を持ちかけてきたことなどを伝えている。

 それでもGrokの対象年齢は「12歳以上」のままであり、このレーティングでは「まれ/軽度な成人向けまたはわいせつなテーマ」「まれ/軽度な過激な言葉遣いまたは下品なユーモア」しか認められていない。

 9to5Macまた、App Storeのガイドラインに抵触する可能性を指摘している。同ガイドラインでは、アプリに不適切なコンテンツを含めることを禁止しており、それには「武器や危険物の違法使用や配慮に欠けた使用を助長するような表現」「『美的または情緒的な感覚ではなく、性的興奮を引き起こすような、性器または行為の明確な記述または表示』と定義される、あからさまに性的またはわいせつなコンテンツ」が含まれる。

9to5Mac
Platformer
App StoreのApp Reviewガイドライン

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