ソフトバンクグループで代表取締役会長兼社長を務める孫正義氏は7月16日の自社イベントに登壇し「人間がプログラミングする時代はもう目の前で終わろうとしている」と述べた。
孫氏は「我々のグループの中でも、いかに人間の作業からAIエージェント(自ら思考して自律的にタスクを実行するAI)に置き換えるかという、それぞれのベンチマークのターゲットを30、50、100%と。最終的にはプログラミングは我々の社員はやらないと決めている。そのためのプロセスを今走り出している」と述べた。
これ以外にも「リサーチや交渉事なども全部AIエージェント化する。全社員1人あたりAIエージェントを1000本以上持たせる」と力説。将来的にソフトバンクグループ全体で10億のAIエージェントを運用し、これをOpenAIと共同開発する企業向けAI基盤「クリスタル・インテリジェンス」上で実現すると述べた。また、親のAIエージェントに子のAIエージェントを開発させるといった構想も明らかにした。
一方、現在課題となっているAIが堂々とつく嘘、いわゆる「ハルシネーション」については「一時的な些細な問題」と指摘。技術の進歩で解消されるとしたうえで、「人間だって勝手な思い込みや記憶違いはしょっちゅうある」とも付け加えた。
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