Amazonの最高経営責任者(CEO)であるAndy Jassy氏は米国時間6月17日、人工知能(AI)の活用による効率化で今後数年のうちに人員は減る見込みだとの見解を示した。
同氏は従業員に宛てた長文のメッセージの中で、Amazonが顧客や小売事業者向けに提供しているさまざまなAIツールの進化、および社内でも倉庫やカスタマーサービスにAIを活用している現状に触れ、この動きをさらに加速したいと述べた。
現在、同社が開発中または開発済みの生成AIサービスおよびアプリケーションは1000を超えるが、これは最終的な数のごく一部にすぎず、今後あらゆる事業部門と管理部門で新たなAIエージェントを構築していくという。
Jassy氏は、生成AIとエージェントの展開がさらに進むことで仕事の仕方も変わり、担当者の数が減る業務もあれば増える業務もあるとしつつ、「今後数年でAIを全社的に広く活用することで効率が上がり、全社の人員は減る見込みだ」と述べた。
さらに、変化を受け入れてAIに習熟し、社内のAI能力の構築・強化や顧客への提供に貢献できる人間が重要になっていくとの考えを示した。
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