文句は言ってみるものだ。AppleはWWDC25で、iPhoneの写真アプリにiOS 18で失われたメニューの一部を復活させると発表した。iOS 18の写真アプリを嫌う人たちにとって、これはまさに待ち望んだ朗報だ。
この変更は、今年後半に登場する「iOS 26」で実装される予定だ。
AppleはiOS 18で写真アプリを大胆に再設計した。画面下部にあった「ライブラリ」「アルバム」「検索」を選べるメニューを廃止し、すべての要素が縦一列に並ぶようになった。そのため、目当てのアルバムを探すためにアプリを延々と下にスクロールする必要があるなど、操作性は大きく変わってしまった。
この変更に対して、多くのユーザーが不満の声を上げたのは当然だろう。私自身、数千枚に及ぶ写真の中から目当ての一枚を探すために、毎回延々とスクリーンショットや失敗写真の山をかき分ける必要があった。変えなくてよかったものを強引に変えている感じがしてうんざりしていた。
Appleもユーザーの不満を十分承知しているようだ。ヒューマンインターフェース担当の副社長アラン・ダイ氏はこう語った。
「多くの方が、写真アプリでタブを使っていた頃を懐かしく感じていたことでしょう。そこで新しいアプリでは、画面下部に“ライブラリ”と“コレクション”という2つの切り替えメニューを用意しました。ここには、お気に入りやアルバム、検索機能などへの簡単なアクセスも含まれています。」
なお残念ながら、以前のようなフルメニューは復活しない。公開されたプレビューでは、「ライブラリ」と「コレクション」というわずか2つのタブが表示されるだけで、検索アイコンも下部へ移動している。
ただし、新たなデザイン言語「Liquid Glass」は、小ぶりで透明感のある丸いアイコンを通じて、必要に応じてメニューを自在に展開・収納できることが特徴だ。つまり、タブからさらに細かなフォルダやアルバムを表示できる可能性は十分にある。詳細はiOS 26のプレビュー版を待つ必要がある。
写真アプリの改善は、今回のWWDC25で発表された数多くのニュースのほんの一例だ。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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