TikTokも「ユーザー注釈」の偽情報対策を開始--Facebookに続き

Artie Beaty (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2025年04月18日 12時47分

 Faceookが情報不足や誤情報の投稿に注釈を追加できる「コミュニティノート」機能を米国で導入してから2カ月足らずで、TikTokも「Footnotes」と呼ばれる同様の仕組みを導入した。

Footnotesの協力者になる申請をする画面 提供:Artie Beaty/ZDNET
※クリックすると拡大画像が見られます

 TikTokは米国時間4月16日のプレスリリースでこの機能を発表し、「Footnotesはユーザーが当社プラットフォーム上のコンテンツに関連情報を追加できるようにすることで、TikTokコミュニティの集合知を活用する」と説明した。まず米国で短尺動画を対象にテストを開始するという。注釈がどこにどのように表示されるかは不明だ。

 TikTokのFootnotesはFacebookのコミュニティノートに近い仕組みだが、ファクトチェッカーを完全に置き換えるわけではない。

 Footnotesの協力者として登録したユーザーは、文脈付けが必要な動画を見つけたら注釈を追加できる。Footnotesは、分断を橋渡しする行動を評価する「ブリッジング型ランキングシステム」を採用し、異なる視点を持つユーザー間の合意を導き出すことを目指している。注釈は他の協力者から十分な評価を得ると、TikTok上で表示され、より広いコミュニティのユーザーも投票できるようになる。

 TikTokによれば、Footnotesの協力者になるには、プラットフォーム利用歴6カ月超、18歳以上で、最近コミュニティ規定違反をしていないことが条件となる。米国では16日より申請が可能で、今後数カ月でアクセスを拡大していく。

 さまざまなトピックの注釈が蓄積されるにつれ、このシステムはより賢く効果的になるとTikTokは説明している。

 同社はこの機能を、コンテンツラベル、検索バナー、ファクトチェックプログラムなど既存の安全対策を補完するものと位置づけている。

TikTokのプレスリリース

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

Amazonで現在開催中のセールを見る

コンセントに挿して充電器にもなるAnkerのモバイルバッテリー(価格をAmazonでチェック)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]