Faceookが情報不足や誤情報の投稿に注釈を追加できる「コミュニティノート」機能を米国で導入してから2カ月足らずで、TikTokも「Footnotes」と呼ばれる同様の仕組みを導入した。
TikTokは米国時間4月16日のプレスリリースでこの機能を発表し、「Footnotesはユーザーが当社プラットフォーム上のコンテンツに関連情報を追加できるようにすることで、TikTokコミュニティの集合知を活用する」と説明した。まず米国で短尺動画を対象にテストを開始するという。注釈がどこにどのように表示されるかは不明だ。
TikTokのFootnotesはFacebookのコミュニティノートに近い仕組みだが、ファクトチェッカーを完全に置き換えるわけではない。
Footnotesの協力者として登録したユーザーは、文脈付けが必要な動画を見つけたら注釈を追加できる。Footnotesは、分断を橋渡しする行動を評価する「ブリッジング型ランキングシステム」を採用し、異なる視点を持つユーザー間の合意を導き出すことを目指している。注釈は他の協力者から十分な評価を得ると、TikTok上で表示され、より広いコミュニティのユーザーも投票できるようになる。
TikTokによれば、Footnotesの協力者になるには、プラットフォーム利用歴6カ月超、18歳以上で、最近コミュニティ規定違反をしていないことが条件となる。米国では16日より申請が可能で、今後数カ月でアクセスを拡大していく。
さまざまなトピックの注釈が蓄積されるにつれ、このシステムはより賢く効果的になるとTikTokは説明している。
同社はこの機能を、コンテンツラベル、検索バナー、ファクトチェックプログラムなど既存の安全対策を補完するものと位置づけている。
TikTokのプレスリリースこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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