「ChatGPT」を提供するOpenAIは4月11日、有料の「Plus」「Pro」プランでメモリ機能を強化し、過去の会話をすべて参照できるようにしたと発表した。これにより、より適切で有用なパーソナライズされた回答を提供できるようになるという。
メモリ機能のオン・オフはユーザーが設定できる。「保存されたメモリを参照する」をオンにすれば、ユーザーの名前や好みなど、過去に保存した情報を参照するようになる。これは、ユーザーが明示的にChatGPTに伝えたとき、あるいはChatGPTが特に有用と判断した場合に、メモリに情報を追加する仕組みだ。
チャット履歴を参照する設定をオンにすれば、ChatGPTは過去の会話にある情報を参照し、ユーザーの目標や興味、トーンなどに合わせて会話を進める。こちらはより広範囲に及ぶ設定だ。
これらの設定はいずれもオプトアウトが可能だ。メモリを使わない「一時チャット」を利用して会話することもできる。
メモリ機能の強化は、欧州経済領域(EEA)、英国、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを除く全地域のPlusおよびProユーザーに順次提供される。「Team」「Enterprise」「Edu」プランにも数週間のうちに展開される予定だ。
OpenAIのX投稿この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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