「ニンテンドースイッチ2」(Switch 2)のJoy‑Conをパソコンのマウスのように使えるという噂は以前から話題だった。その機能が正式に発表され、実際に動く様子も報道関係者向けに公開された。すると、次に必要なアクセサリーが何かはっきり見えてくる。答えは膝上テーブルだ。
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任天堂は奇抜な操作方法を生み出すことで知られる。マウス操作の追加もその流れといえるだろう。ただ、Switch 2はドックに挿し込めば大画面テレビで、携帯時は歩き回った先で遊ぶ設計だ。Joy‑Conをマウスとして使うには平らな面が欠かせないが、近くにあるとは限らない。
マウス問題の最適解は膝上テーブルだ。家中どこへでも持ち運べ、仕事にもゲームにも使え、価格も比較的手頃。少なくとも、Switch2の他の周辺機器よりは高くない。
もちろん平らな面なら何でも代用できるが、『Drag x Drive』のプレイ映像を見ると、プレイヤーは両Joy‑Conを前後に素早く滑らせている。クリップボードやプラスチック容器の蓋では安定せず、操作は難しいだろう。『Civilization VII』のような戦略ゲームなら、マップを移動しメニューをクリックするためにさらに広いスペースが必要になるはずだ。
Switch 2向けタイトル『Drag x Drive』の配信では、Joy‑Conを両手でマウスモードにして動かす様子が披露された。プレゼンターは、脚の上でコントローラーを滑らせる方法も可能だと説明した。
同僚はニューヨークの体験会でSwitch 2を試遊し、Joy‑Conを脚の上で使う方が机より「やや疲れにくい」と語った。ただし前後運動が中心の『Drag x Drive』のようなゲームに限られるだろう。左右の動きが増えれば、脚を巻き込むほど上達しない限り難しくなる。
同じくイベントに参加した同僚によれば、任天堂の開発者は「多くのプレイヤーがソファでテーブルを使わないことを想定し、脚の上での操作を前提にJoy‑Conのマウス機能を設計した」という。
会場で使われたJoy‑Conは内側に色分けされたキャップを装着し、平らな面を作って前後に滑りやすくしていた。それでも同僚は、Drag x Driveを遊んだ後、Joy‑Conの縁を長時間脚に擦りつけるとどれほど疲れるか疑問を抱いたという。短パンで素肌の太ももならなおさらだ。
ローンチタイトルと今後のラインアップを見渡すと、マウス機能に対応するゲームはまだ多くない。現時点で必須なのは『Drag x Drive』だけで、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』と『メトロイドプライム4 ビヨンド』はオプション対応、『マリオパーティー ジャンボリー』はSwitch 2版での追加を予定している。今後どの程度この入力方式が広がるか、注視したいところだ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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