USB-Cアクセサリの中でも、USB-Cケーブルに外付けできる磁気着脱式コネクタは間違いなくトップクラスに便利だ。ハードウェア暗号化ストレージやUSB電力計のような派手さはないが、「USB-Cポートを破損から守る」という一点において、これほど優秀なアイテムはない。
実際、過度にケーブルを引っ張ったり、乱暴に抜いたりして壊れたUSB-Cポートを何度も見てきた。ノートPC、デスクトップ、ゲーム機、テレビなど、被害に遭うデバイスは多岐にわたる。さらに、充電ケーブルに足を引っかけてノートPCが床に落ちるケースも少なくない。数年前に初めてマグネット式ブレイクアウェイコネクタを見つけたとき、これは試さないわけにはいかないと直感し、すぐに導入した。
そこからというもの、さまざまなモデルを試し、気づけばいくつも揃えていた。それほどまでに画期的なアイテムだった。
そして最近、さらに優れたモデルを発見した。AUFUの「240W 16ピン USB-C磁気着脱式コネクタ」だ。このコネクタは180度可動式の機構を備えており、利便性が大きく向上している。
AUFU 240W 16ピン USB-C磁気着脱式コネクタ(Amazonで価格をチェック)
従来の磁気着脱型コネクタと同様に、ケーブルを安全に着脱できるメリットはそのままに、コネクタ部分が180度の範囲で可動するようになった。これによって、無理な力がかかるのを防ぎつつ、必要なときにはスムーズに外れる。柔軟な動きが加わったことで、より実用性が高まっている。
ただし、このモデルは16ピン仕様のため、高速データ転送(40Gbps)やモニター出力には対応しない。USB 2.0(480Mbps)レベルの転送は可能だが、映像出力や大容量データのやりとりには向いていない。主に給電用として使うのであれば、この制限は問題にならないだろう。
また、磁気着脱式コネクタの特性を考えると、データ転送やディスプレイ出力に使うのは避けたほうがいい。最悪のタイミングで外れ、データが失われたり、画面が突然ブラックアウトしたりするリスクがあるからだ。
コネクタ先端には紫色のLEDがあり、給電状態を確認できるのも便利だ。
付属の取り外しツールを使えば、USB-Cポートに装着したままのマグネット部分も簡単に取り外せる。ツールを紛失してしまっても、デンタルフロスや釣り糸などを使えば同様に取り外すことができる。
磁気着脱式コネクタの利便性を一度知ってしまうと、通常のUSB-Cケーブルには戻れない。今回の240W対応可動式モデルは、既存の製品とも相性がよく、充電環境をより快適にしてくれる。ケーブル一体型のバージョンもあるため、用途に応じて選ぶといい。
価格は2つセットで税込1999円(国内価格を編集部追記)となっており、コストパフォーマンスも申し分ない。USB-Cポートを保護するために、1つは持っておいて損はないアイテムだ。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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