なぜこれほど多くの人がハッキングに遭うのだろうか。どうやら、被害者の多くは個人用および仕事用のアカウントのパスワードを、深く考えずに決めているようだ。これは、パスワード管理サービス「NordPass」のNord Securityが脅威管理ソフトウェアのNordStellarと共同で実施した、パスワードに関する習慣の調査で分かったことだ。この調査は今回で6回目となる。
調査レポートによると、個人アカウントと企業アカウントの両方において世界で最もよく使われているパスワードは「123456」で、個人アカウントでは300万回以上、企業アカウントでは120万回以上使われている。
「123456」が世界最悪のパスワードの称号をまた獲得した!」と同レポートは報告している。「実際、6年にわたる調査の間、6回中5回で最もよく使われているパスワードとして首位に立った。『Password』がこの不名誉な称号を獲得したのは1回だけだ」
この調査によると、個人アカウントで最もよく使われるパスワードのトップ5は以下の通り。
企業アカウントでは以下の通りだ。
レポートによると、これらのパスワードはいずれも1秒以内に破られるという。
同社は、ダークウェブを含む公開された情報源から抽出した2.5TBのデータベースを調査・分析した。データは44カ国にわたる国別に分類され、ひも付けられた電子メールアドレスのドメイン名によって企業と個人に分類された。
より強力なパスワードにするためのヒントとしては、誕生日や氏名、一般的な単語など、簡単に推測できる情報を避け、長めのパスワードを作成することが挙げられる。また、異なるウェブサイトで同じパスワードを使い回すべきではない。パスワード管理ツールを使えば、複雑なパスワードをいくつも記憶しておく必要がなく、パスワードを保護することもできる。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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