MS、買い切り版「Office 2024」を発売--「Windows」と「Mac」に対応

Artie Beaty (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2024年10月03日 10時07分

 「Microsoft Office」を使いたいけれども今のサブスクリプション制には縛られたくないという人に、新しい選択肢が登場した。

 通常、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Outlook」を含むOffice製品スイートを利用するには「Microsoft 365」のサブスクリプションが必要だ。しかし、米国時間10月1日から、スタンドアロンの買い切り版としてOfficeが購入できるようになった

 買い切り版の「Office Home 2024」は149.99ドル(日本では税込3万4480円)で、Outlookを除くすべてのアプリが含まれる。Outlookを含み、商用利用が可能な「Office Home & Business 2024」は、249.99ドル(同4万3980円)だ。

 これらは固定版であり、Microsoft 365版と違って機能アップデートが提供されないが、今ある機能に満足しており、数年間使用するつもりなら、適切な選択肢だ。Microsoftが前回スタンドアロン版Officeを販売したのは2021年だった。古いバージョンを使っても問題がなければ、わずか35ドル(約5100円)で「Office 2021」の永続ライセンスを入手できる。

Office 2021と比較してOffice 2024に追加された新機能

  • Excelは、同時に複数のワークブックを開いている場合は特に、パフォーマンスが高速化している。また、「Mac」ユーザーは、「Outlook for Mac」で、マルチタッチトラックパッドまたはマジックマウスの左スワイプおよび右スワイプのジェスチャーをカスタマイズできるようになった。
  • Excelでは、ワークシートでテキストや配列が使いやすくなる新しい関数が追加され、画像を簡単に直接貼り付けたり、IMAGE関数を使用して書式を変更せずに画像を挿入したりできるようになった。また、配列が再計算されると自動的に更新されてすべてのデータが取り込まれるグラフで、動的な配列を使ってさまざまなデータセットを視覚化できる。
  • Outlookには、メールにアクセシビリティー上の問題がないかどうかを自動的にチェックするアクセシビリティーチェッカーが追加された。
  • PowerPointでは、「カメオ」機能を使ってライブカメラの映像をシームレスにスライドに直接埋め込んだり、「Recording Studio」を使ってナレーション、アニメーション、トランジション、ペン入力を記録したりできるようになった。
  • OneNoteは、フルスクリーンのペンフォーカスビューで画面全体を使ったペン入力など、ペン入力体験が強化されている。
提供:Microsoft
提供:Microsoft

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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