TAKANAWA GATEWAY CITY、水素燃料や食品廃棄物など活用で持続可能な街へ

 東日本旅客鉄道(JR東日本)、えきまちエナジークリエイト、ジェイアール東日本物流は7月30日、2025年3月下旬に街開きを迎える「TAKANAWA GATEWAY CITY」において、水素やバイオガス、多様な再生可能エネルギーを活用し、グループ一体でエリアの魅力と価値向上に向けて取り組んでいくと発表した。

TAKANAWA GATEWAY CITYの構想 TAKANAWA GATEWAY CITYの構想
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 具体的には、CO2排出量実質ゼロを目指す環境エネルギー施策と、サーキュラーエコノミーに取り組む。

 オフィスや商業施設などが入居する複合ビル「THE LINKPILLAR 2」の地下には蓄熱槽を導入するほか、建物内エリアをゾーン別に細分化して空調設備を運転制御する「デマンドレスポンス・ゾーン別空調管理システム」によって、街全体で最適なエネルギー利用を目指す。

 また、高輪ゲートウェイ駅構内に水素燃料電池システムを設置する。さらに、6月に東京都大田区の平和島に整備した小型物流拠点の「集約型館内キャリー」に、域外からの荷物を一度集約することで配送を効率化。配送には燃料電池を活用するFCトラックを使用し、配送の合理化、車両流入の台数削減による周辺の渋滞緩和、CO2排出量削減など、環境に配慮したまちづくりを行う。

環境に配慮した次世代型物流プラットフォームの構築 環境に配慮した次世代型物流プラットフォームの構築
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 街の中には、ビルイン型バイオガス設備を設置する。街の商業施設の飲食店などから出る食品残渣を資源として再利用し、発酵させてガス化することで、食品廃棄物の約7割の減量を見込む。また、生成されたガスを燃料としてビル内のバイオガスボイラーを使用し、ホテルの給湯のうち約10%の熱を賄うという。

 3社はこれらの取り組みをさらに発展させ、環境先導型のまちづくりを実現していくとしている。

プレスリリース

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