荏原製作所と国立大学法人 東北大学は5月29日、新事業創出拠点として「荏原製作所×東北大学「流れ」で未来をつくる共創研究所」(共創研究所)を設置したと発表した。水素や環境負荷低減について、複数の共同研究を立ち上げる。
共創研究所は、5月1日に東北大学青葉山キャンパス内に設置。設置期間は2027年4月30日まで。運営総括責任者として、東北大学 グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター特任教授の曽布川拓司氏(荏原製作所 CP水素関連戦略ビジネスユニット)が就き、運営支援責任者を東北大学 グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター/大学院工学研究科 先端材料強度科学研究センター准教授の佐藤一永氏が担う。
水素の領域では、グリーン水素技術の開発をテーマに、荏原製作所の水と環境に関する技術力と、東北大学の複数の研究科、研究所の教員の参画による材料工学、材料力学、流体工学、熱工学の研究力の融合により、グリーン水素事業の技術基盤を形成するとともに、社会実装に向けた製品開発を推進していくとのこと。環境負荷低減の領域では、低温技術開発をテーマに、物理学、化学、材料工学、機械工学、電気工学のあらゆる分野からのアプローチにより技術基盤の整備と社会実装に向けた技術開発を進める。
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