GOは、EV急速充電スポットの検索・予約・決済の一連の利用をオンラインで完結できるEV充電サービス「GO Charge」を5月9日付けで発表。6月に神奈川県横浜市で商用車向けに提供を開始する予定。これにともない、先行申込の受付を5月9日から開始している。
GO Chargeは、街中に設置されているEV急速充電スポットの検索・予約・決済の3ステップをオンラインで完結できるサービス。パートナー企業協力のもとで設置する横浜市内の急速充電スポット4箇所を皮切りに、まずは商用車向けから2024年6月に提供を開始する。個人向けについても視野に入れ、全国で順次拡大していく予定としている。
GO Chargeの急速充電スポットは、コンビニエンスストアの敷地内などに、最短約15分程度での充電が可能な100kWの超急速充電器を設置。同社が調達する再生可能エネルギー100%の電力を提供し、使用した相当分の従量課金(kWh)から始められるという。
GO Chargeを利用するには、オンラインで申込み後、審査を経て充電カードと専用アカウントが発行。スマートホンで充電スポットの検索し、予約情報を入力のうえで予約を完了すると、その予約した時間に充電できるようになる。
料金プランは従量課金を採用。基本料金なしで使った分だけ支払う「ライト」と、車両の走行距離が長く充電の使用頻度が高い場合に従量単価が安くなる「スタンダード」の2プランが用意されている。
EVの普及促進による脱炭素化にあたり、個人利用に比べて自動車の稼働率が高い事業利用(商用車等)におけるEV化が、温室効果ガスの効果的な削減に寄与することが期待されている。一方で、自社所有地内に充電器を設置できない企業も多いなか、運行中に立ち寄れる充電スポットも不足しており、多くの充電器は急速充電器でも約1~2時間を必要とするなど、商用としては不向きな環境があると指摘。同社では神奈川県横浜市を皮切りとして、全国でGO Chargeが利用できるよう、EV急速充電スポットの設置を展開していく予定という。
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