寺田倉庫は4月17日、東京・天王洲にスタートアップ、ベンチャーを誘致し、水辺とアートの街をビジネスイノベーション拠点とするプロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」を始動。第1弾として、倉庫空間をリノベーションしたインキュベーション施設「Creation Camp TENNOZ」の1期生募集を開始する。
このプロジェクトは、天王洲がスタートアップの実験基地として、起業家、アーティスト、クリエイターなど多様な人々が交流し、街と企業が共創するエリアとなることを目指すプロジェクトとして展開するもの。主にシード期を対象にしたスタートアップの成長を支援するインキュベーション事業「Creation Camp TENNOZ」と、スタートアップが成長する過程で必要となるオフィスや共有施設を提供するワークプレイス事業「Creation Hub TENNOZ」の2つで構成する。
プロジェクト第1弾となる、インキュベーション事業のCreation Camp TENNOZについて、1期生募集を開始する。対象は、会社設立から2年以内のシード期のスタートアップ。倉庫、保管、アートに限らず、すべての産業・技術分野が対象としている。倉庫をリノベーションしたインキュベーション施設を設け、オフィスとしての施設利用料の2年間無償、寺田倉庫からコンバーティブル・エクイティによる1社1000万円の出資、勉強会の定期開催、投資家や事業会社のメンターなどのサポートを提供する。
応募期間は4月17日から5月31日までを予定。一次、二次選考を経て、2024年7月末~8月初旬に最終選考で最大10社を決定。選ばれたスタートアップのCreation Camp TENNOZへの入居は、2024年9月を予定している。
同社では、本プロジェクトのビジョンに賛同した支援企業とタッグを組みながら、スタートアップ支援と天王洲エリアの活性化の両立を目指し、水辺とアートの街ならではのスタートアップのエコシステムを構築するとしている。
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