LEGO Groupは、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET、ペット)ボトル由来の材料で「LEGO(レゴ)」ブロックを製造しようとしていたが、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながらないとして断念した。
この取り組みは、持続可能性のある素材で製品を作るという活動の一環。使用済みペットボトルから得たプラスチック樹脂を使い、試験的にレゴブロックを製造してみた。1リットルのペットボトル1本から、2×4サイズのLEGOブロックを10個作るのに必要な原材料が得られるそうだ。
リサイクルしたペットボトルからのブロック製造を2年にわたって試みた結果、CO2排出量の削減効果が得られないと判明し、検討を打ち切った。BBCの報道によると、製造過程で処理を追加する必要があり、より多くのエネルギーが必要になるからだという。
ただし、製品と事業の持続可能性を向上させる努力は、2025年までの4年間に14億ドル(約2092億円)の資金を投じるなどして今後も続けるとしている。
具体的な目標としては、持続可能性がより高い再生素材で製品を製造し、2032年までにCO2排出量を37%削減する。さらに、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするネットゼロ達成を目指す。
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