東京地下鉄(東京メトロ)とメトロプロパティーズは9月14日、溜池山王メトロピアに、駅ナカ初の完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」を、9月26日にオープンすると発表した。
「ほんたす」は、日本出版販売が運営する完全無人書店。全国的に書店軒数が減少し、生活動線上から本とのリアルなタッチポイントがなくなるという課題に対し生まれたサービスとなる。同社では、現代人のライフスタイルに合った本との新たな出会いを提供し、人々のニーズを満たす、完全無人かつ、ライトユーザーにもやさしい店舗(書店モデル)設計の開発に挑戦するとしている。
入退館には、LINE ミニアプリを活用。LINE ミニアプリによるデジタル会員証が入店・退店時の鍵となり、会員毎に入退店を管理することで、完全非対面でのセキュリティ管理を実現している。
初回は、店頭サインのQRコードを読み込んで会員証を発行し、リーダーに会員証をかざして入店。次回以降は、LINEから会員証を開くことができ、入店時・退店時にリーダーへかざして利用する。また、入店ハードルを最低限にするために、ニックネーム登録のみで会員証が発行可能となっている。
同社によると、銀座線・南北線 溜池山王駅はビジネス街に立地し、通勤や仕事の移動手段として多くの利用者があるという。今回、完全無人書店「ほんたす」の1号店をオープンすることで、駅を利用するオフィスワーカーに対し、通勤や移動の合間でもスマートに知識・情報を得られる空間の提供を目指す。
なお、ライブカメラで店内を監視し、トラブル抑止や災害時の状況把握など緊急事態の対応を行うという。店内からの緊急の問い合わせには、利用者のスマートフォンを通して、ほんたすサポートセンターがチャットやビデオ通話で対応するという。
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