イー・ファルコンは8月8日、同社が提供する適性検査「eF-1G」の受検者に対し、内定者ひとりひとりに合ったフォローアップ方法を把握できる「内定辞退防止パッケージ」の提供を開始したと発表した。
同社によると、人手不足により、企業の採用意欲が高まっているという。また同時に、学生優位の状況が続き、内定辞退の増加に悩む企業が増えている。
こうした状況に対し、各社で独自の内定辞退防止対策を行っているものの、なかなか成果がでにくいという声もある。
同社では、内定辞退防止策の効果がない大きな原因のひとつは、「学生からヒアリングした表面的な内定辞退理由や言葉尻からしか対策を立てられていないこと」であると考えているという。
また、入社選択の意思決定における価値判断基準が分かれば、具体的な解決策のアプローチにより、内定辞退を防ぐことができるとしている。
そこで同社は、内定者の価値判断基準と具体的な解決策を可視化し、各社の内定辞退防止を支援するため同サービスを開発した。
同サービスは、同社に蓄積された6,000件超の内定辞退者・承諾者のパーソナリティデータを基に開発した「内定辞退防止モデル」を活用。内定辞退につながりやすい「特徴」を可視化し、予想される「辞退要因」を解析。
パーソナリティの観点から、個々がどのような理由で辞退を選択するのかを可視化できるのが特徴。同サービスにより、内定者ごとに適した最適なフォローアップ法を把握できるという。
なお、内定者が適性検査「eF-1G」を受検するだけで、企業は内定辞退防止方法が記された「フォローアップレポート」を取得できる。
フォローアップレポートには、「何にモチベーションを感じるか?」など、仕事の動機、辞退要因、モチベーションを感じるポイントのほか、辞退意思決定を防ぐための対策法や承諾意思決定を促すための対策法が記載されているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス