時に、頭に思い描いていることが文章では表現できず、紙に絵を描くのがそのアイデアを示すための最良の方法だという場合がある。しかし、「ピクショナリー」というゲームをしたことがある人なら、ささっと描いたスケッチが、あまり美しくはなかったり、何の絵か簡単には分からなかったりすることを知っているだろう。そこで役に立つのが、Stability AIの新たな人工知能(AI)ツールだ。
Stability AIは、「Clipdrop」の新機能として、スケッチを画像に変換するAIツール「Stable Doodle」の提供を開始した。ユーザーのスケッチとプロンプトだけを使用して、ラフスケッチを洗練された画像に変換できる。
同社によると、このツールは、Stability AIの画像生成技術「Stable Diffusion XL」に、AI画像生成の精密な制御を可能にする「T2I-Adapter」を組み合わせたものだという。
高度な技術を採用しているにもかかわらず、このツールそのものは非常にユーザーフレンドリーで楽しいものだ。この技術を最大限に活用するために必要なスキルは、基本的な描画スキルだけで、このツールは現在、無償で提供されている。
Clipdrop by Stability AIのウェブサイト か、「iOS」または「Android」の「ClipDrop」アプリから試用できる。サイトを開いたら、マウスを使用して、何でも好きなものをスケッチできる。筆者は、とてもシンプルな子犬を描いてみた。
手書きで絵を書いたら、プロンプトを入力する。プロンプトにはどのような画像を生成してほしいかを入力でき、希望するアートスタイルも選択できる。手書きの絵とプロンプトが完成したら、「Generate」をクリックしよう。筆者は「子犬」の「Anime」スタイルを指定したところ、次のような画像が生成された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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