ソニーは5月24日、超広角やぼけ表現により、映える動画を手軽に撮影できる小型軽量なレンズ一体型デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1M2」(想定税込価格:12万円前後)を発売すると発表した。5月30日10時より、予約販売の受付を開始する。発売は6月23日。
本機は、2020年に発売した「VLOGCAM ZV-1」の後継機となる。デジタルカメラVLOGCAM ZV-1M2とシューティンググリップキット「VLOGCAM ZV-1M2G」(同:13万6000円前後)のラインアップで、それぞれブラックとホワイトの2色を用意している。市場。
カメラ本体は、高さ60.0mm×幅105.5mm×奥行き46.7mm、重さ約292gで、超広角でも背景をぼかしやすい、ZEISS Vario-Sonnar T* 18-50mm F1.8-4ズームレンズを新たに搭載。美しいぼけ表現とともに、複数人の自撮りや背景を広く取り入れた撮影など、主役を引き立てる映像表現が可能だ。
有効約2010万画素の1.0型積層型イメージセンサーExmor RS(エクスモアアールエス)を搭載し、暗所から明るい場所まで、高感度と高い解像性能を実現した。AF/AE追従で、最高約24コマ/秒で連続撮影ができ、ペットなどの撮影にも適しているという。
Vlog撮影向けに、「シネマティックVlog設定」機能を備え、例えば横長のシネマスコープアスペクト(2.35:1)を適用し、意図した表現やシーンに合わせて、映像の仕上がりや色あいを5つの「Look(ルック)」と4つの「Mood(ムード)」を使って、映画のような映像表現が可能。複数人顔認識機能も搭載し、グループショットでは認識した複数人の顔がくっきりするように、カメラが自動でぼけ量を調整する。
また、4K30pに対応する動画性能や、なめらかな映像を捉えられる最大5倍スローモーション撮影に加え、最大60倍のスピード感ある映像が撮れるクイックモーション撮影にも対応。VLOGCAMシリーズで好評の「商品レビューモード」と「背景ぼけ切り替え」も引き続き搭載している。
音声については、主役の声をクリアに録音できる「インテリジェント3カプセルマイク」を搭載。オート時はカメラが人物の顔を認識して、前方または全方位に、自動で内蔵マイクの指向性を切り替える仕組みだ。自撮り撮影のときは前方、街の様子などを話しながら撮影する場合は後方など、マニュアル設定もできる。
タッチ操作が可能なバリアングル液晶モニターを搭載し、動画専用の電子式手ブレ補正機能「アクティブモード」にも対応。歩きながら安定した手持ち撮影を可能としている。接続端子はUSB Type-Cを搭載。「Creators’ App」にも対応し、リモートでのカメラ操作に加え、スマートフォンの画面がOFFでも、カメラからモバイル機器への映像転送ができる。
シューティンググリップキットVLOGCAM ZV-1M2Gは、Bluetooth対応で三脚機能付きシューティンググリップ「GP-VPT2BT」、バッテリーパック「NP-BX1」のセットで、カメラ本体と組み合わせることで、Vlog、自撮り、ハイアングルやローアングルなど、多様なスタイルでの撮影が可能となる。
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