業務の生産性を上げたい、DXを進めたいと思っているビジネスパーソンの方は多いはず。Google Chromeの「拡張機能」は、仕事の自動化や効率化などをすべてウェブブラウザ上で行うことができ、生産性を簡単に向上させられます。2022年にはAIが搭載された拡張機能も多く登場し、ますます便利になっています。
今回は、ウェブブラウザ上のあらゆるシステムの企業や自治体のDXを後押しするテックタッチが、ビジネスパーソンの生産性向上に便利な機能を7つピックアップしました。目的に応じてぜひ使ってみてください。
Bardは、米Googleが開発した利用者の質問に自動応答する対話人工知能(AI)サービスで、5月10日に日本語版もリリースされました。「Bard for Google」は、BardとChatGPTの回答を共に表示する無料のChrome拡張機能です。公式サイトからそれぞれログインしなくても、拡張機能ボタンをクリックするだけで、すぐに利用することができます。
Bardは、ChatGPTと同様の生成AIサービスで、会話文で質問したことに対して、自然な回答をテキストとして生成します。ChatGPTは、2021年までのさまざまなトピックに関する一般的な知識を網羅的に説明してくれる一方、Bardは、Google上の全情報を対象にしており、自然な会話や創造的な会話を得意としています。
タブの切り替えで、Bard AIとChatGPTの両方に質問ができるので、それぞれの特長を生かして素早く情報収集することができます。
「YouTubeDigest」は、ChatGPTを使ったYouTube動画の要約を行う拡張機能です。セミナーやインタビュー動画など、YouTube動画の内容を「簡潔に、要点だけを押さえたい」という方におすすめです。箇条書きの要約で主旨をまとめ、章ごとに箇条書きで整理してくれます。効率的により多くの情報の要点に触れたい時に、役立ちます。
「Link to text fragment」は、ウェブサイトの記事の任意の場所をマークアップした状態でリンクを作成し共有することができます。
共有したい任意の箇所を選択すると選択した部分が黄色くハイライト(マークアップ)され、ページもそのハイライトされた部分までスクロールした状態で開かれます。長いページのある特定の箇所を共有したい人へおすすめの機能です。
AI音声認識文字起こしサービス「Notta」の拡張機能は、ウェブページの音声をリアルタイムで録音し、文字起こしができます。Nottaは、日本語、英語をはじめとした104言語に対応しており、無料で使い始めることができます。言語に合わせて最適なAI音声認識エンジンを用いて、スピーディーかつ高精度の文字起こしを実現することで、作業時間の大幅な削減に貢献します。すべてのデータは暗号化され、保護されているため、社外秘の議題が含まれる会議でも、セキュアに利用できるのが特徴です。要約機能も搭載されているので、会議の効率を上げたい、議事録を早く作りたいという方にお勧めです。
「Lastpass」は、クリックひとつで記憶したパスワードを暗号化して管理してくれるため、パスワード管理の煩わしい手間がなくなります。覚えるのは、メインキーパスワードだけ。Google パスワードマネージャーも便利ですが、パスワードをローカルに保存しているため、セキュリティが万全ではありません。Lastpassは暗号化してパスワードを自動で生成、保存してくれる、世界で2500万人以上に利用されている人気拡張機能です。
「テックタッチ」の拡張機能は、ウェブシステムにノーコードでガイドを設置することができます。利用方法が浸透していないシステムやクラウドサービスに、拡張機能によって独自のガイドを設定することで、「使い方がわからない」「どこに入力すればいいのか迷う」を解消し、企業におけるDX促進およびITシステム部門をはじめとする担当者の対応工数削減に貢献します。
テックタッチによるガイド設置で、問い合わせ数が3分の1に減ったり、活用率が15倍になったりと、システム活用をスムーズにし、生産性を向上させることができます。昨今、企業内では多数のウェブシステムが使われており、生産性向上には大きな効果がありますが、利用にはテックタッチ自体の契約が必要になります。
「Workona Tab Manager」のChrome拡張機能を使用すると、ブラウザに溜まってしまう複数のタブを種類や目的別にワークスペースにまとめることで管理ができます。よく利用するウェブサービスやツール、ブックマークしているサイトを任意のワークスペースにまとめることで、複数のタブが溜まってしまうことを解消し効率よく業務を進めることができます。
タブを開きすぎてしまいどのタブを見ていたかわからない、毎回タブを開くのが面倒という方におすすめの機能です。ページをまとめるだけでなく、各ワークスペースをタスク管理に使うことで、タスクと関連ページを紐付けて処理することができ、とても便利です。
今回は、仕事で使える生産性を向上できるChrome拡張機能を7個紹介しました。ほかにも拡張機能は多数公開されていますが、マルウェアやウイルスが仕込まれているものも存在しています。拡張機能が求めるアクセス権限やセキュリティには注意しながら活用しましょう。自分に合ったものをカスタマイズして、業務の生産性向上を目指してみてください。
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