Check Point Software Technologiesは、2023年第1四半期のサイバー攻撃に関する調査結果を発表した。全世界で1組織あたり週平均1248回の攻撃を受けていて、前年同期にくらべ7%増えたという。
業種別では教育・研究機関に対する攻撃が引き続きもっとも多く、1組織あたり週平均2507回の攻撃を受けた。これは前年同期比15%増。以下、政府・軍組織の1725回(同3%増)ヘルスケア組織の1684回(同22%増)と続く。攻撃回数の増加がもっとも多かったのは、前年同期から49%増えた小売・卸売の1079回。
地域別で攻撃回数がもっとも多いのは、アフリカの1983回で前年同期比2%減。2番目に多いアジア太平洋地域は1835回で、16%も増えてしまった。3位は中南米の1585回(同2%減)、4位は欧州の1025回(同6%増)、5位は北米の950回(同9%増)。
攻撃の種類をランサムウェアに限ると、31組織のうち1組織が毎週1回のランサムウェア攻撃を受けていた。ただし、地域差が大きく、週に1回攻撃される組織の割合は、たとえばアフリカは15組織中1組織、北米は75組織中1組織といった状況だ。具体的には以下のとおり。
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