Amazonの「Kindle」に競合する電子書籍端末を提供するRakuten Koboは、第2世代のE Inkタブレット「Kobo Elipsa 2E」を発表した。Koboの電子書籍のほか、PDFやEPUB形式のコンテンツにも直接手書きできる。Kobo Elipsa 2Eは、399.99ドル(約5万2000円)。4月5日に予約注文受付を開始し、19日に日本を含む各国で発売予定だ。
Elipsa 2Eは、暖色と寒色の色調調整が可能な10.3インチのE Inkディスプレイや、32GBのストレージなど、前世代の多くの機能を踏襲しているが、スタイラスが、手書きしやすいように刷新されている。Elipsa 2Eの新しいスタイラスは充電も可能で、ペン尻に消しゴムを備え、マグネットでElipsa 2Eに装着可能だ。
Elipsa 2Eの発表の直前には、「Kindle Unlimited」に対抗する電子書籍読み放題サブスクリプションサービス「Kobo Plus」が、米国と英国で提供開始された。
Kobo Plusは、Kindle Unlimitedとほぼ同じサービスを提供するものだが、Kobo Elipsaには、電子書籍のページに直接手書きでメモできるという、Amazonの「Kindle Scribe」にはない機能が提供されている。
Koboライブラリーのすべての電子書籍に直接手書きできる機能を提供しているのは、現時点でKoboのみ。Elipsaの所有者は、紙の書籍の余白に書き込みを入れるのとまったく同じように、ライブラリーの書籍の任意のページに書き込める。
その点は、Kindle Scribeとは対照的だ。Kindle Scribeでは、電子書籍ライブラリーに対して直接書き込むことはできず、付箋アプリケーションを起動してメモを書き留める必要がある。メモは小さなアイコンとして文章中に表示され、タップすると内容を確認できる仕組みだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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