Eco-Porkは11月29日、養豚経営管理ツール「Porker」において、2023年1月から改正される豚枝肉取引新規格へと対応させる開発を開始したと発表した。
豚の枝肉取引規格とは、日本食肉格付協会の定める規格。今回は26年ぶりの改正が行われ、格付の各等級の重量範囲を引き上げられるとともに、豚枝肉での美味しさの成分と言われるオレイン酸などの脂肪酸組成の測定結果の提供も開始する。
牛肉では、A5ランクなどのわかりやすい基準があるなか、豚肉でも「どのような等級で、どういった成分を含むか」といった情報がすぐに分かる規格改正になる。
Porkerは、養豚DXを実現する経営管理ツール。分娩から出荷までの全過程をクラウド上に記録し、農場で生育している豚の数、生育状況、豚舎の温度管理などの情報を見える化できる。また、CO2/温湿度センサーやAI自働体重測定カメラなどと連携することで、業務効率化・作業省力化も支援する。
今回の新規格対応では、「美味しさの判断基準となる体組成データの記録」「新規格に対応した出荷体重管理を自由に設定」「Porkerユーザー間同士や全国平均値との比較」といった機能を搭載する予定。
対応の完了は2023年2月頃を予定しており、Porkerユーザーは追加費用なくこれらの機能が利用可能になる。
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