WhatsApp、ビジネスディレクトリー機能をブラジルなどで導入--アプリ内購入に向け

Dan Avery (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2022年11月18日 11時20分

 メッセージングアプリの「WhatsApp」は米国時間11月17日、ビジネスディレクトリー機能を導入した。ブラジル、コロンビア、インドネシア、メキシコ、英国のユーザーが対象で、アプリ内でのエンドツーエンド(E2E)購入の実現に一歩近づいた。

WhatsAppのビジネス検索機能
WhatsAppのビジネス検索機能
提供:WhatsApp

 WhatsAppを運営するMeta Platformsの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は、サンパウロで開催された「WhatsApp Business Summit」で、ユーザーがカテゴリー別に企業や店舗を閲覧したり、名前で検索したりできる検索・ディレクトリー機能の導入を発表した。Metaは、ブラジル最大のクレジットカード会社Cieloなど同国の複数のパートナーともテストを進めており、規制上のハードルをクリアした上で、WhatsAppに本格的なショッピング機能を取り入れる計画だ。

 「最終的な目標は、ビジネスの検索、メッセージの送信、商品の購入をすべてWhatsAppの1つのチャット内でできるようにすることだ」(Zuckerberg氏)

 ブラジルはWhatsAppにとってインドに次ぐ第2の規模の市場で、1億2000万人以上のアクティブユーザーがいる。インドでは8月、同国のEコマース企業JioMartとの提携でE2Eのショッピング機能を導入している

 Metaは、ショッピング機能を米国でも導入する可能性や時期について明らかにしていないが、同社の広報担当者は米CNETの取材に対し、「将来的には、世界中のより多くの人や企業にこの体験を提供する」計画だと述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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