楽天野球団と福岡ソフトバンクホークスは11月17日、両球団共同の取り組みとして、福岡PayPayドームへ「楽天ペイ」を、楽天生命パーク宮城へ「PayPay」を相互導入することを発表した。
同取り組みは、双方のスタジアムにおける利便性の向上と、球界全体のキャッシュレス利用促進の牽引が目的。各決済サービスは、11月下旬に両球団の本拠地で行われるファン感謝イベントより導入するという。
具体的には、楽天生命パーク宮城で11月23日に行われる「ファン感謝祭2022」および、福岡PayPayドームで11月27日に行われる「ファンフェスティバル2022」での導入開始を予定する。
東北楽天ゴールデンイーグルスは、2019年にプロ野球チームの本拠地として世界で初めて完全キャッシュレス化を導入。福岡ソフトバンクホークスでは、2020年に同グループで決済サービスを提供するPayPayが本拠地の命名権を取得し、さまざまなキャッシュレス施策を展開している。
これまで、両球団ともにグループ内の決済サービスを中心としたキャッシュレス利用促進に取り組んでいたが、コロナ禍において現金を直接やり取りしない非接触決済への需要が高まったことを受け、球団の垣根を超えて同取り組みの実施に至ったという。
球界の中でも先駆けてキャッシュレス施策を推進してきた両球団がタッグを組むことで、これまで以上の便利さやお得さを提供し、双方のスタジアムにおいて快適な観戦環境の実現を目指す。
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