フードサービス機器の研究開発・製造・販売・保守サービスを手掛けるホシザキは10月7日、食産業向けロボットサービスの研究開発および、販売を行うスタートアップのコネクテッドロボティクスと、資本業務提携に合意したと発表した。
フードサービスの自動化やロボット開発および、新規市場展開を目的としたもので、同社がスタートアップへと出資を行うのはこれが初になるという。
両社はこれまで、飲食店や大型施設のバックヤードで行われている食器洗いの一連の作業を自動化するため、同社の食器洗浄機とCRのロボット技術を組み合わせたロボット食洗システムを共同で開発。飲食業界における人手不足や省力化へのニーズに対応する製品開発について、2019年より協業してきたという。
新型コロナウイルス感染症の影響から回復していく飲食業界の人手不足は、より深刻な課題となり、飲食業における自動化やロボット導入は今後も進展していくと予測されている。
ロボット技術を活用した自動化へのニーズは高まっていく中、両社はこうしたニーズに応えるため、資本業務提携に向けて協議し、今回の合意に至ったという。
独自の技術力や製品力、ネットワークをもつホシザキと、ロボット制御技術やディープラーニングを活用したセンシング、学習技術を持つコネクテッドロボティクスは、新たな研究開発を進め、ロボットテクノロジーによる食産業の革新を目指す。
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