ある動画では、赤いマントをはおってサングラスをかけた犬が空を飛んでいる。また別の動画では、ユニコーンの群れが海岸沿いを走っている。
「Facebook」運営元のMetaは、新たな人工知能(AI)システム「Make-A-Video」でこれらの突飛な動画を作成した。これは、テキストによる指示から新しいコンテンツを作成できる技術に関する同社の研究の一環だ。画像から動画を作成したり、動画から類似の動画を作成したりすることもできるという。
We’re pleased to introduce Make-A-Video, our latest in #GenerativeAI research! With just a few words, this state-of-the-art AI system generates high-quality videos from text prompts.
— Meta AI (@MetaAI) September 29, 2022
Have an idea you want to see? Reply w/ your prompt using #MetaAI and we’ll share more results. pic.twitter.com/q8zjiwLBjb
MetaはMake-A-Videoについて、「ジェネレーティブAI」に関する研究の最新成果であり、「クリエイターやアーティストに新たな機会をもたらす可能性」があるとしている。他社もこの技術を研究しており、人間が作成しようとすると一般的にかなりの時間を要するアート作品が、簡単に作成できるようになっている。OpenAIは、AIを利用して入力テキストによる指示から芸術的な画像を生成するサービス「DALL-E」を提供している。同社は今週、同サービスが誰でも利用できるようになり、1日に約150万人が200万枚以上の画像を生成していることを明らかにした。5月にはGoogleが、テキストによる指示を画像に変換できるAIプログラム「Imagen」を発表している。
Metaは、Make-A-Videoのデモ版をリリースする計画だとしている。MetaのAI研究チームは、同チームのTwitterアカウントで画像のリクエストを受け付けている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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