新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」(COVID-19 Contact Confirming Application)について、デジタル庁の河野太郎大臣が記者会見で機能を停止する意向を明らかにした。
新型コロナウイルス感染者の全数把握を見直す動きを受けたもの。「ルールが変わるので、COCOAを活用する前提が変わる。COCOAの機能停止ということになると思う」と述べた。
また、「次のパンデミックの際には、同じようなこと(アプリ)が必要になってくると思うので、COCOAのなにが悪かったのか、どこが失敗したのか。COCOAでいいこともあったのかどうか、総括をきちんとして次につなげていかないとダメなんだと思う。COCOAはスタートからボタンの掛け違いがあったと認識をしている。スタートからどうだったのかをきちんと見た上で、お手盛りでない総括をしっかりとして次のパンデミックにつないでいく」としており、今回の経験を今後に生かす考えを示した。
総括にあたっては、利用者へのアンケートも検討する。「もうしばらくアプリはそのままにしておいていただき、具体的なスケジュールが決まった段階でアンインストールなりお知らせしたい」と話した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」