日産自動車は8月1日、パートナーの損害保険会社や日産フィナンシャルサービスと共同で、車両搭載のテレマティクス技術を活用したテレマティクス保険を開発したと発表した。2022年秋から、全国にある日産の販売会社で販売を開始するという。
日産は2003年に、パートナーの損害保険会社および、日産フィナンシャルサービスと共同で「日産カーライフ保険プラン」を開始。日産の販売会社で販売するパートナーの損害保険会社の自動車保険に加えて、アクシデントの発生により必要となったドアミラー、タイヤ、フロントガラスの交換や、小さなキズやヘコミの修理などが無償で受けられるなどの特徴があり、年間200万件を超える加入者があるという。
今回開発したテレマティクス保険は、「日産カーライフ保険プラン」の従来の提供内容に2つの新たなサービスを加えたものとなる。
新たに追加したサービスは、「運転挙動連動型保険」と「事故対応高度化サービス」の2つ。運転挙動連動型保険は、テレマティクス技術で車両から取得した走行データに基づき、運転者の運転挙動をスコア化することで安全運転に対する意識を高めるとともに、スコア結果によって保険料が割引になるもの。
もうひとつの「事故対応高度化サービス」は、万が一の事故の際に、救急、警察対応からレッカー手配、保険会社への事故報告までを一気通貫してサポートするものとなる。
日産は、先進技術搭載車両の開発、提供に加え、テレマティクス保険の導入により、利用者の安、安全を支援するとともに、安全運転意識の向上を通じて交通事故による死亡者を出さないゼロフェイタリティ社会の実現に向けて取り組んでいくとしている。
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