音声プラットフォーム「Voicy」を運営するVoicyは7月13日、第三者割当増資による総額27.3億円の資金調達を実施したと発表した。
グローバル・ブレイン、電通ベンチャーズ2号ファンド、千葉道場ファンド、西野亮廣氏、田端信太郎氏などの既存投資家に加え、新規で海外投資家や国内投資家、Voicyのパーソナリティなどの個人投資家を引受先としている。今回の調達により、累計調達額は36億円となる。
Voicyは、ビジネスのプロや芸能人などによる「声のブログ」、4大マスメディアの記事が声で聴ける「メディアチャンネル」、企業が発信する「社外報(オウンドメディア)」など、1600以上のチャンネルが楽しめる音声プラットフォーム。応募通過率5%前後という狭き門の審査を通過したパーソナリティが集まっており、ユーザーによる平均聴取維持率は80%を超えるという。
同社によると、Voicyの会員登録者数は前年比2倍の約150万人となり、企業スポンサーやプレミアムリスナー機能などを通じて1カ月の収益が900万円を超えるパーソナリティも生まれているという。また、流通総額は前年比の約4倍まで伸びているとのこと。
今回調達した資金は、パーソナリティがより快適・安心に発信ができる環境作りに活用するという。その一環として、パーソナリティが提案するプレイリストなどをはじめとした放送の検索性や発見性を高める機能、パーソナリティの収益やコミュニティ形成を支援する機能など、プロダクト開発・拡充に利用するとしている。また、それらに必要な採用・組織開発の強化も推進するという。
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