ケイアイスター不動産は5月20日、社内DXの促進のため、IT/デジタルを担当している従業員を集約した専門部署「デジタルセンター・オブ・エクセレンス(DCE)」を、4月に設立したと発表した。
ケイアイスター不動産では、2019年から成長戦略の一環としてテクノロジーの導入を推進し、2021年10月にDX認定を取得するなど、社内DXに取り組んできた。その一環として、仕入れから販売までを一気通貫で行うフローにおいて、データ活用をするための仕組みである「KEIAIプラットフォーム」を開発し、生産性向上を図ってきた。
今後さらに拡大・深化する社内のDXニーズに迅速に対応するため、4月に専門部署としてDCEを新設。DCEは「ITインフラ課」「データマネジメント課」「デジタルサービス課」「Webマーケティング課」で構成され、社内各部署に配置されていた DX対応人員を集約するとともに、新たに採用した専門職を含む総勢30名となる。
ケイアイスター不動産によると、新部署を設立することで、従来、部門ごとに個別に収集・利活用していたデータの集約が加速し、より精度が高く、規模が大きいデータ(ビッグデータ)を統一的に取り扱うことが可能になるとしている。
また、DCEや事業部門、企画部門は、社内の戸建分譲事業に関する実取引データと市場データを突き合わせて分析することで、顧客満足向上や、新しいサービス創出につながる新たなインサイトの獲得が見込めるという。
今後は国内のみならず海外のDX業界からの人材登用を推進するとともに、IoT/AIにおける専門技術・実績を有するグループ会社であるプロンプトKからの人材出向も進めることで、DXをさらに加速させる考えだ。
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