産直ECのポケットマルシェ、「雨風太陽」に社名変更--新事業「地方留学」も

 産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽(旧名:ポケットマルシェ)は4月26日、社名を「株式会社雨風太陽」へと変更したことを発表した。

雨風太陽 代表取締役の高橋博之氏
雨風太陽 代表取締役の高橋博之氏

 これにあわせ、社名、コーポレートロゴ、ミッション(都市と地方をかきまぜる)、ビジョン(日本中あらゆる場の可能性を花開かせる)を変更。また、本社を岩手県花巻市内へと移転した。

 同社によると、東日本大震災の被災地で、互いの強みで互いの弱みを補い合う被災者と支援者の関係を目にしたことから「都市と地方をかきまぜる」というコンセプトを考案。都市と地方のあいだに「関係人口」を生み出すことで、「疲弊する都市」と「衰退する地方」双方の課題解決を目指してきた。

 また、2013年7月には、生産者のストーリーを伝える食べもの付き情報誌「東北食べる通信」を創刊。2016年9月には、産直アプリのポケットマルシェを開始するなど、「食」の領域で生産者と消費者をつないできた結果、全国約6700名の生産者ネットワークを構築している。

 今回、生産者と消費者の接触面積を拡大するため、「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げ直し、全国各地の生産者を起点に「食」以外にも事業領域を拡大する。


 生産者が都市住民に提供できる価値は、食べものの他にも再生可能エネルギーや農漁業体験などがあることから、生産者のさらなる所得向上に寄与し、さらには雨や風、太陽のように地域社会への循環による活性化を目指す。

 加えて、都市と地方をかきまぜる新たな取り組みとして、「地方留学事業」を開始する。

 同事業では、生産者のもとで自然に触れ、命の大切さを学ぶ「親子向け地方留学プログラム」を開催。プログラムは体験・宿泊・地域内移動を含むもので、2024年中には1000家族以上の受け入れを目指す。


 なお、産直アプリ「ポケットマルシェ」には、地元の農家・漁師だからこそ実現できる「ホタテの養殖場見学と殻むき体験」「プロハンターに同行して実施する鹿猟体験」などを消費者に提供している生産者が複数登録している。こうした生産者と連携し、プログラムを開催する。

 宿泊は、公営住宅の空室など、家族連れでの滞在にも適する地域内の遊休資産の利活用を検討。滞在の際に課題となる地域内の移動は、車を持つ地域のアクティブシニアとの連携を検討する。

 2022年度は、試験的に地方留学プログラムを子供の夏休みのタイミングに合わせて実施する予定。候補地は、岩手県内4市町(遠野市・花巻市・釜石市・大槌町)。プログラムの詳細や申込受付については、5月下旬〜6月上旬に発表する予定だという。


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