大和証券グループ本社とクレディセゾンの合弁会社のFintertechは11月24日、貸付型クラウドファンディングサービス「Funvest(ファンベスト)」の提供を開始すると発表した。同日から会員登録申込を受け付ける。
Funvestは、投資家から預かった出資金をもとにFintertechが国内外の借手への貸し付けと運用を行う、クラウドファンディングサービス。
大和証券グループ本社とクレディセゾンで培った金融ノウハウとFintertechの技術力を組み合わせ、厳格な審査体制のもと、ファンド発掘から運営までを担い、投資家が安心かつ楽しく投資できる機会を提供する。
投資家は匿名組合出資となり、自らの運用管理は不要。借手から得られる金利収入を源泉としたリターンの獲得が期待できる。個人向けサービスとして提供するが、法人への提供も検討していくという。
Funvestで提供するファンドは、不動産SPC(特別目的会社)を含む、国内の不動産業を営む法人や、銀行・ノンバンクといった海外のファイナンス会社を貸付先とする、想定利回り2~3%中心のミドルリスク、ミドルリターンのファンドになる予定。
大和証券グループ本社とクレディセゾンのネットワークを活用して国内外の質の高い借手を厳選しつつ、SDGsや社会貢献につながるファンドも提供予定だ。
第1号として、モンゴル国の商業銀行「Trade & Development Bank of Mongolia, LLC(モンゴル貿易開発銀行)」に対し、同行が行うSDGs関連事業向け融資を資金の目的に貸付け、運用するファンドを提供する。米ドル建てで貸し付け、為替リスクの低減を図った為替へッジありの商品となる。
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