NTTぷらら「個人情報流出の可能性は極めて低い」--NTTロジスコと外部専門機関が調査

 NTTぷららは7月9日、機器配送等の委託先における個人情報流出の可能性に関する調査結果を発表した。流出の可能性がある個人情報件数は最大数で800万件としていたが、調査により可能性のある件数としては約500件まで絞られ、さらにその後の調査により個人情報流出を示す明確な痕跡が確認されず、現時点で外部への流出の可能性は極めて低いとしている。

 個人情報流出の可能性は、サービス機器配送などの委託先であるエヌ・ティ・ティ・ロジスコ(NTTロジスコ)で7月1日の9時56分に発覚したもの。当初、最大800万件の個人情報が流出した可能性があると発表していた。

 調査は、NTTロジスコおよび外部専門機関により実施され、不正アクセスについては、NTTロジスコの千葉物流センターにおいて、NTTロジスコが受託する別企業の業務向けシステムが不正なアクセスを受け、別企業の業務向けシステム構成におけるネットワーク設定の不備および既知の脆弱性を悪用され、外部からの不正アクセスを許したことが判明。個人情報流出の可能性については、NTTロジスコおよび外部専門機関によるログ調査、フォレンジック調査ならびに流出情報調査の結果から、現時点で極めて低いことが確認されたという。

 今後は、顧客の個人情報保護強化のため、委託先への監査体制の拡充や強化を検討するとともに、他の業務委託先に関しても、改めて運用体制を確認するとのこと。調査は継続し、新たな事実が確認された場合は改めて発表するとしている。

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